日向

かげろひ迎えた陽だまり いらめく爪先を温む
背におう東風の息ざしはまだ遠く、うすく、微
六花まふ陽だまり 刻んだ爪あと凍りて
もみまつ緑のはれ、雲をおきわすれて帰るらん

ふゆうなる荒れ波がこへる荒れ月の坂

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