菊酒

あらた輪島に咲きし、菊花の契り
ゆららる焔燭 襖に浮かぶ虎の目
招かれて黄金の神輿、吐蕃が七人の王
蚊に喰はれ、骨となり 烏鶏が脛のあさ

こちすぎて浜うつ波の冷ややかに湘秋は夕紅にそまるらし

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