京わすれ

かの人詠ふ みやこ町なみや、なつかしき山あれ
くびあらふ かも川とみし犀の川原の閑かさにくれ
くるはせ給へ かへらせ給へ 匂ひおぼふる道ながら
わが家わすれじ 郷に梅は散りぬるらんこそ

ちどりのわかれ 酒によひまし つぎのよに

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