梅雨鯰

あてるゐが看し蝦夷の国の底河原
亀岩に蓋をするや、地のふるへのおだやかに
黒ぬめつがるる山背のさき、ゆらす髯が雲
さわりなく たたりなく くに鎮かならめよし

予告そらのはこびの垣間見にかかるひなげしのあでや風ふく

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