佐保山

春は霞みて あめにうきしづむ花まちの
あしびき、やまぎは陽てなほ鐘を響かしむ
紅牛の足踏む百犬さ烈しく吠ゆ、ひととせふりの
行幸のぼり、青くたなびきて、今にこそ咲きそむれ

塩は岩嶺と荒れぐるひ立つ風さらふや板も千鳥も

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