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ベトナムのカケラたち 2024年2月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
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#日本

注文はセットかランダムに。

■自動車保有率の増加速度世界一。 ・最近のニュース(2024年2月26日付)、「中国、インドを上回る、『VN自動車保有率の増加速度世界一』で1000人中55人が保有」。 ・ベトナムは中流階級の人口拡大で自動車保有率の増加速度が世界一となり、2015~2020年の自動車販売台数は毎年+17%ペースで増加しこの成長幅は中国とインドの+14%、+10%を上回る水準となった。 ・ちなみに「ベトナムの中流階級は2030年までに2320万人増で東南アジア3番目の伸び幅」と予測される。

孤独の世界。

■民主主義指数。 ・最近の話題(2024年2月21日付)、「『民主主義指数』167ヵ国中ベトナム136位(独裁政治体制)、日本16位(完全な民主主義)」。 ・上述は「英国の経済専門誌『The Economist』の調査部門/エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した『民主主義指数(Democracy Index)』2023年版のデータ」となる。 ・『民主主義指数』は各国の政治の民主主義のレベルを「選挙プロセスと多元主義」「政府の機能」「政治参加」「政治文化」「市民の自

グローバル化で大切な事。

■日本市場の魅力は如何に。 ・最近のNEWS(2024年2月2日付)、「ベトナムでは賃金が上昇し、IT分野は日本の平均給与に迫る勢い。日本語を操るベトナム人技術者は現地でも年250万~300万円稼ぐため年収が400万円前後の日本の魅力は薄れている」。 ・「時に躓いても成長するアジア、政治も経済も停滞する日本。この構図が続く中、日本は働く場としての魅力を失い始める。働き手にそっぽ向かれる国・企業は危うい。選ばれる努力が必要だ」とも言われる。 ◾️人材は韓国、台湾を求め始める。

出前は楽しみのひとつ。

■フードデリバリー市場。 ・最近のNEWS(2024年2月2日付)、「ベトナムのフードデリバリー市場規模は2023年2060億円(前年比+27%増)、東南アジア伸び率1位」。 ・調査会社『モメンタム・ワークス社』発表の『フードデリバリー市場に関する年次レポート』によると、「2023年、東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のフードデリバリーサービス流通取引総額(GMV)はGMVは前年比+5%増2.5兆円」となった。 ■『

騙してまで何かを得る意味。

■世界腐敗認識指数。 ・最近のNEWS(2024年2月1日付)、「『23年世界腐敗認識指数』、180ヵ国中ベトナムは77位(22年)から83位に後退、日本18位から16位に上昇、デンマーク首位」。 ・上述のデータは世界各国の汚職を監視している非政府組織(NGO)の『トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)』が発表する2023年版で、「その国や政府がどれ程汚れているか腐っているか汚職が蔓延っているか」と言った指標ともいえる