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ベトナムのカケラたち 2024年2月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが… もっと読む
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男性にも花束を。

■離職率3%未満。 ・最近のニュース(2024年2月21日付)、「ホーチミン市労働・傷病兵・社会局調査、テト(旧正月)明け後労働者(特に縫製、革靴、電子部品、金融・保険分野)の離職率3%未満」。 ・企業側は労働者の定着を図る取り組みを続け、労働者側は工場での長期的に安定した仕事を望んでいるため、離職率が減少している。 ■人々は「安定」を求める。 ・昔ベトナムで長く暮らす日本人、ベトナム人からも「ベトナム人はテト明け会社に戻って来ずそのまま退職するケースが多い」そんな話を良く

孤独の世界。

■民主主義指数。 ・最近の話題(2024年2月21日付)、「『民主主義指数』167ヵ国中ベトナム136位(独裁政治体制)、日本16位(完全な民主主義)」。 ・上述は「英国の経済専門誌『The Economist』の調査部門/エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した『民主主義指数(Democracy Index)』2023年版のデータ」となる。 ・『民主主義指数』は各国の政治の民主主義のレベルを「選挙プロセスと多元主義」「政府の機能」「政治参加」「政治文化」「市民の自

新年の幸運と健康を願う。

■富の神様の日。 ・最近の話題(2024年2月19日付)、「旧暦1月10日(西暦2024年2月19日)は『富の神様の日』、幸運と健康を願い宝飾店は人々で溢れる」。 ・以前私の『note(2023年8月24日付)』でも投稿したが、多くのベトナム人は『富の神様の日』にゴールド(金)を宝飾店等で購入する文化がり、毎年恒例の習慣となる。 ■金を求める人々。 ・ベトナム人は「新しい一年が幸運と健康で満たされるように」と願い、金を求めて宝飾店へ殺到し、神様へのお供えを用意する。 ・細部

ベトナム人のルーツ。

■新設外資企業が増加。 ・最近のニュース(2024年2月15日付)、「2023年1月ベトナムでの新設外資企業290件(前年同月比+80%増)うちHCM市最多112件」。 ・ちなみに、12月の新設外資企業273件(前年同月比+25%増)となる。 ・上述の数値をもう少し細かく見てみる。計画投資局のデータより、「2024年1月ベトナム全国で新規設立された外資企業および支店、営業所、駐在員事務所の数は前月比+6.23%増、前年同月比+80.12%増の290件で、うち会社が271件、営

騙してまで何かを得る意味。

■世界腐敗認識指数。 ・最近のNEWS(2024年2月1日付)、「『23年世界腐敗認識指数』、180ヵ国中ベトナムは77位(22年)から83位に後退、日本18位から16位に上昇、デンマーク首位」。 ・上述のデータは世界各国の汚職を監視している非政府組織(NGO)の『トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)』が発表する2023年版で、「その国や政府がどれ程汚れているか腐っているか汚職が蔓延っているか」と言った指標ともいえる