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経験させて学ばせるという勘違い

シンチャオ🇻🇳

ついに飲食店営業の許可証とったどーーー!!!

ひとつずつコマを進めている自分に感慨深いものがあります。

まだまだ走ってる途中ですが。

今日は私の反省会みたいなブログです。あしからず。

私の10歳のムスコはADHD(多動・注意欠陥障がい)とASD(自閉スペクトラム症)と知的の遅れを6歳で診断されていて、

特性を医師と相談しながらフォローして過ごすことが重要なのですが、まだまだ私は彼を追い込んでいることがあります。

これはおそらくADHDの子によくみられることらしいのですが、とにかく本当に驚くほどに忘れます。

朝登校するときに玄関で「傘持っていきーや」と言ったら「わかってる!」と言いながら、

扉を開けてリュックを背負いなおしたら、もうさっそうと忘れて門を開けて飛び出ていきます。

口うるさいオカンへのささやかな抵抗なのかとおもいきや、「3秒で忘れるねん」

・・・いやお前それ0.5秒やから。

小学生だった頃、私の両親は平日の朝は7時20分には家を出ていたので、7時半に家を出る私は忘れ物を親に届けてもらったことなどないし、宿題をやれと言われたことなどないし、翌日の準備は当たり前に連絡帳を見てやっていた。

だからそのうちやるようになるだろう、困ったら次から気を付けるだろう。と。だって私はできていたんだから。

(ハイ、ここが子育てが自分の幼少期を踏襲する、という重要な場面です。)

私はずっと、

「忘れて学校で困ったら先生に助けてって言えばいいし、言いたくないのなら次から忘れないようになるだろう」

と思っていました。

これで忘れ物が改善されるのは、定型の子です。

彼は、ADHDなんだよ、お母さん。

そう、次から忘れないようにしよう、という発想は、我々の節度のない発想なのです。

私は、ついつい「忘れないための努力」が彼にとって必要だと思って接してきていましたが、彼にとって必要なのは、

「それでも忘れたときにどうするか」

なのです。

予備を学校に置かせてもらえるよう学校に配慮してもらう、

帰り際に声掛けをしてもらうよう連携を取っておく、

このような配慮が適切でしょうか。

それを私たち親は、「甘えだ」としてなかなか学校側に話す前に子どもに改善させようと努力するのです。

そしてやっぱり改善できないわが子を見て怒りたくなるの。

この不協和音は、一体誰が創り出していると思いますか?

親ですよね。(ハイ、すいません)

どんな配慮が必要か、家族が最も知っておかなければいけないし、最もアウトプットしてあげなければ、

彼等はどんどん生活できる場面でしんどくなります。

そこに「忘れものをする自分」が怒られて、自尊心は奪われていくのです。

書いていて胸が痛い。チクチク。

子どもたちはいつだってパーフェクトです。

勝手に大人が自分たちのものさしで採点しているだけ。

だから大人って、いつまでたっても大人にはなれないんだな、許してね、ムスコよ。

というふがいないオカンであることもちゃんと伝えよう。

それでもあなたを愛していると。

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【著者 kayo *自己紹介】

1985年11月1日生まれ。
ADHDとASDを診断されている10歳のムスコが相方のシングルマザー。
結婚や離婚、人生の紆余曲折で仕事を変わるが、いつもだいたい営業職。(下着販売、複合機、生命保険、広告代理店、不動産)
2016年に当時6歳だったムスコを連れて、
行ったこともない、友達もいないベトナムに渡る。
現在は地元である兵庫県西宮市北部にて「みんな違ってみんないい」をキャッチコピーとしたベトナムカフェを開業すべく、マイノリティや、多様性を認めあえる空間をSNSを通して発信している。

 
Instagram:saigon_no_wa
Facebook: @Saigonnnowa
LINE Official: https://lin.ee/eFHKd6Y





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