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“かじられたアップルのロゴの秘密”

秋です

いろいろありながらも

季節は巡り

今年も秋がやってきました。

空は高く、雲も流れて、時々吹き抜ける風は少し肌寒いです。

どこそこの騒ぎはよそに

そして、りんごがお店に並びました。

無造作にりんご箱に入れられて
陳列されたりんご達

太陽の下でりんごを見ると
当然ですが赤く見えます
(実感として単純な赤以外の色も見える)

艶やかなりんご

美味しそうです

食べて〜と言ってるような錯覚

それでりんごを連れて帰りました。

もちろんお金を払って

夜、電気の下で見てもりんごは赤く見えます
(太陽の下とは赤い色は違う)


りんご赤いなぁ

ツヤツヤな輝き

まるでりんごが光ってるようです。

そして、電気を消すと
当然ながら、真っ暗
何も見えなくなってしまいます。

当たり前なこと
光が消えたのですから

この普通な出来ごと

りんごは赤い色を発してる訳では無いのだ

光ってなどないのです

じゃ、りんごの赤って何

そう思います

そして

りんごの赤い色は光があるからだと

思い出すのです

太陽の光、あるいは電気の光に照らされたから

光がりんごに当たる

そしてりんごが赤く見えるのです

りんごの表面にあたった光は
りんごの表面に吸収されるものと
反射されるものがあり
そして、その反射された光は
我々の目に映る

つまり
赤い色はりんごに吸収されなかった

りんごが受け入れなかった

その赤い色を見てるのです

そんな当たり前な

だけど違う視点

そんな見方でものを見ると

なぜか

疑問も広がっていきます。

なぜ、りんごは赤い色を反射するのかー

そもそも

りんごは最初は赤いわけではありません

最初、未熟なうちは色が緑とか白いように思います

熟したら赤くなるんです

コレはなぜなのか

これは鳥や動物が未熟なうちに食べないようにしているからなのだ

調べて見ると

そんなことがわかってきます

未熟なうちだと

種に繁殖能力がなく、発芽しない

そんなときりんごは未だ赤くなく

種に発芽力が備わると、実に赤い色が着くのです。

発芽の種を宿したりんご

そんなりんごは真っ赤に見えるようになってる

そして、おそらくそのりんごは

匂いもほんわか出し

採ってーと誘うのです。

私を食べて

私を食べてと誘うのです

人がまだ二人だけしか存在しなかった時のように

私達は思わず手を伸ばし

そのりんごを食べる

食べたら甘くて柔らかい

そして美味しい

食べた人、あるいは動物はまたリピートです。

ここまではとても良い流れ

食べたひとは常連さんになるんだろうか

こうすれば種を何度も運んでもらえる

あちこちに種が撒かれ

子孫を残すことができる

いわゆる

りんごの生存のための戦略の一つが

あの赤い色と言えなくもないようにも思えてきます

どうだろう

考えてみて

りんご

この果実は人と実に関わることが多い気がします

この果実を一口食べ永い眠りについたお姫さま

この果実が落ち、閃いた科学者

4人で世界に愛されたアーティストのレーベルもりんご

そして世界を大きく変えたアップルのマークもりんごだ

かじられたりんご

ひと口食べられたあのりんごマーク

知恵の木として

人が食べたというりんごですが

この果実を食べ逝った

科学者がいます。

41歳で自殺したという説があるチューリング

「魔法の秘薬にリンゴを浸けよう、永遠なる眠りがしみこむように」と言った後になくなってるそうです

ベッドの脇には齧りかけのリンゴが落ちていた。

なんともミステリアスな死に方をしたチューリングですが

ちなみに現在のコンピュータの理論的なモデル化といえる仮想コンピュータを考案したのはこのチューリングだそうです

今、世界を変えたと言われる最初のコンピュータ

禁断の知恵の箱を開けた
チューリングは禁断の実を食べて亡くなったのでしょうか

そして

このチューリングの林檎は、

チューリングを尊敬するスティーブ・ジョブズが
アップル社を設立するときにその由来としたと伝えられています

アップル社のりんご

確かに

ひと口かじられたりんごです

禁断の実、りんご

手元にあるりんごを眺めてます

赤いりんごが食べてと私達を誘っています。

食べるな

というと

余計に食べたくなる赤い色です。

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