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2021/10/05(火)

 スイッチでスーファミのソフトが遊べるやつで最近マリオカートをやっていたのだが、これで楽しいなら最新のマリカーやったら相当楽しいのでは!?となって勢いでおととい買ったスイッチのマリカーをやり続けている。相当楽しい。というか思考が破壊されている感覚がすごい。脳が何も考えなくても興奮できるように作られている。きょうも朝起きて同居人を見送ってから二度寝せずにやってしまう。昨晩の空気階段のラジオ生放送を聴きながら。それから、土曜日家のちかくでやっていた古本市でみつけた、植本一子「降伏の記録」のあとすこしを読む。きのうほとんど、仕事をさぼって一気読みしてしまった。植本さんの日記を読みはじめたのは数か月前だけど、毎回読みはじめると止まらなくて一気に読んでしまう。ずっと、小説の何も起こらないところを読んでいるみたいだから好きなのかなと考えたけど、植本さんの日記はずっと何も起こらなくもない、けど、だれの日記も1年単位とかで考えたら小説くらいの起伏はあるものだろうか。

 やっている仕事の締め切りが無意味に一週間のび、さらに来月頭の異動も人手の必要な大現場が重なったせいでおそらく一週間のび、仕事がダルンダルンになってしまった。そもそも先月末くらいから暇なのだ。ずっと異動先の家探しをしている。ここ最近まったくなにもしていないような気でいる。締め切りののびた仕事をちょこちょこ進め、本を読み、家を探している。書いていて思ったけど、本を読んだりテレビや映画を見たりするのもわたしには仕事なのだった、明日からはむだな罪悪感を持たぬようにしよう。

 出勤してそんな風にダルンダルンでいるとすぐ昼になった。おいしいごはんを食べる気力もなく、自宅に帰って辛いラーメンを作って食べる。絶対脳が死ぬ、と思ってすんでのところでマリカーには手をつけず職場に戻る。

 締め切りののびた仕事をていねいに進める。たまに物件情報を見る。賃貸物件を見ていると、だんだん憂鬱になってくる。わたしの払えるお金ではこんな暗くて狭い家にしか住めないのか。お金をけちって浴室乾燥のない1階に住み、洗濯もので女一人住まいだとばれてストーカーに殺される想像をしてぐったりする。東京で職場の近くに住もうとすると、治安の悪くて家賃の高いところにしか住めない。今の予算+月2万くらいあればけっこうきれいなところがたくさんでてくるのも嫌になる。この壁はなんなんだ。職場から補助が出るわたしでさえこんな憂鬱なんだから、ほかの人はどうやって東京に心穏やかに住んでいるのだろうと、本当にわからなくなる。ああきょうは調子が悪いだけです、また明日探そう……。仕事がなんとなくおさまってきたので、帰る。帰りぎわに、出してない書類3つくらい明日が締め切りなことに気づく。忘れたふりをして、明日の自分にメモを残して帰る。

 帰ったらカオマンガイが炊けていた。家じゅうがカオマンガイのにおい。無印の味が濃いカオマンガイキット久々に食べた。アイスまで食べてからマリカーをする。脳が壊れる前に日記を書く。

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