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なぜ私が西郷隆盛をやっているのか?

第13回敬天愛人フォーラム銀座が終了いたしました。

今回のゲストスピーカーは

「世界のSONY」伝説を語る日本で唯一の男、田村槙吾先生。

SONYの西郷どん「森園社長」の豪傑かつ人情味あふれた人柄のお話から始まり、

気になる「井深メソード」は

「ものつくり」の追求ではなく、

「人つくり」の追求だった。

そしてなんと! 組織を作らない会社だったそうです。

「組織の無い会社ー!」

井深さんの人間の大きさを感じます。

会社も政治も、

すべては上に立つ者で決まる。

西郷さんもそのようなことを南洲翁遺訓の中で語っています。


そして、

続いて今回のテーマ

「アメリカ元大統領候補が発見した”偉人の街”」。

アメリカの歴史の中で最も人気のある雄弁家の一人、

”ウィリアム・ジェニングス・ブライアン”が

西郷さんのその人物の偉大なることを聞き、驚きのあまり、当時交通が極めて不便な鹿児島まで行き、

西郷さんの生地、活動状況、墓地などを調査し、またその結果に驚いたということです。


そして、さらにさらに驚いたのは、

その出生地鹿児島の加治屋町という極めて小地区から、西郷さんをはじめ当代一流とも言われる人材を多数輩出していることでした。

ブライアンは、これは全世界に稀なことと言って、加治屋町地区を

「ヒーローズ・クォーター」(偉人地区)と命名しました。



講話の流れは

「偉人を生み出した、その秘密は何だったか?」

というところで

それは「郷中教育」にあり。

「郷中教育」とは

簡単に言うと、各町の中で先生という人は無く、年長者が年少者に教えます。(これについてはまた後日詳しく記載)

あの小さな町に、西郷さんとうリーダーがいて、

各々がどんな人にも分け隔てなく平等に教え合い、

個人の特性を適材適所で活かす。

それが後に

日清日露戦争で活躍した

東郷平八郎、山本権兵衛までに至るのです。

ちなみに東郷平八郎の才能を見抜いたのは

東郷より5歳年下の山本権兵衛でした。

素晴らしいリーダーの元には

さらに素晴らしい人格を持った人物が育つ。

前半の田村先生のSONYのお話にも共通することでした。


実は今回で

銀座会場が最後となりました。

個人的に別れもあり、

やる気も失せて落ち込んでおりましたが、

私のやる気をふるい起こしたのが

偉人の街では最年少の「山本権兵衛」の小説でした。

楽観的な性格、人を見出す力。

そこで自分の中にふとイメージしたのが、「郷中教育」でした。

次回からは神田の西郷会館に場所を移しますが、

心機一転、西郷会館では

「郷中教育」をやろうと思い、

「日本のリーダーを育てる場所にします」

と今回宣言させていただいたのでした。

幸い、いつもご参加頂く皆様は、

日本を牽引した有名な方の愛弟子や部下の方、

また各分野でのスペシャリストがいらっしゃいます。

その方々の智慧や知識を頂きながら、

南洲翁の教えを学ぶ。

これは最強です!

世の中には

平気で嘘をついたり、騙したり、裏切ったり

それでも成功する人達がいて、

人生トータルで見れば、プラマイゼロかもしれませんが

人として大事な事、

人として大事な道、

それを忘れないリーダーが育つ場所を作っていけたらと思います。

今回の13回目は

最初のお話から最後まで

主旨が一貫しており、

自分の中では「これは神回!神回!」

と喜んでいたのでした。

「なぜ私が西郷隆盛をやっているのか?」

自分でもわかりません。

最初は流れてきた小船に

軽い気持ちで乗ってみただけでした。

そして今回、紆余曲折の末

流れが見えたような気がしました。

「すべては神のご計画の中にあり」

そんなことを感じた、第13回でした。

感謝!


2023年6月27日筆


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