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ブラジル音楽"超"初心者のための10曲(1/5)

ブラジル音楽"超"初心者のための10曲(1/5)

Saigenjiです。

CDデビューから17年、何かとsaigenjiという名前はブラジル音楽というワードで語られることが多いように思います。

もちろん僕自身ブラジル音楽は18歳くらいから聴いていて大好きですし、当然音楽的に多大な影響を受けています。
でも一般の音楽のリスナーの方からすると、「ブラジル音楽興味あるんだけど、どこから聴いていいかわかんないなあ。」という方って結構多いと思うんですよね。
そこで、自分もあらゆるブラジル音楽を網羅して聴いているとは決して言えないのですが、まずはこれ聴いてみたらどうだろう、という提案を10曲に絞ってしてみようかな、と思います。
自分としても(つまりマニアとして聴いても)これは間違いないし、"超"初心者の方が聴いても、あ!これいいし、なんか聞いたことある!みたいな感じにして行こうかな。
今日は2曲目までいきます。つまり五回シリーズです。

あ、なんか楽しくなってきたな。早速一曲目いってみましょう!

1Mas que nada マシュケナダ / Sergio Mendes&Brazil66

https://open.spotify.com/track/0Vl9aGb0dmeiCQ2ATgNK2B?si=h_wzW0AMQbGXclnOsLPv6g


自分が初めて買ったブラジル音楽のコンピCDの中に入ってた思い出の一曲。最初の「オーアリーアーアイオー」のリフレインから、掴みはバッチリ!問答無用にアガりますよね。ブラジル音楽を世界に知らしめたセルジオ・メンデス(通称セルメン)のグループの大ヒット曲。
作曲はブラジルのシンガーソングライターJorge Ben(ジョルジ・ベン)。
Mas que nadaはマシュケナダと読みます。英語だとSo what?(だからなんだい?)みたいなニュアンス。サンバがあれば俺はご機嫌なんだ。あんたもそうだろ。その他に何がいるんだい?みたいな歌詞です。
近年ヒップホップのThe Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)をフィーチャーしたリバイバルバージョンで、再び世界的ヒットとなりました。

https://open.spotify.com/track/6U7GUjtamt2P0LcFod1dBT?si=OQFldmO-SdisLwgtza3eTg


オリジナルのジョルジベンのバージョンも渋くてカッコいいです。

https://open.spotify.com/track/6U03Orwr5Dxt8jahLnQpYV?si=PfyJ2esVTHyRps18O0Vrvg


2Águas de Março(三月の水)/Elis Regina&Tom Jobim

https://open.spotify.com/track/15ouqiBsgL12olEwP3COsH?si=1SOlmbfrRoSp9udRgZiXMQ


ボサノヴァを代表する名曲の一つ。
1960年代に起こったボサノヴァ(Bossa nova=新しい波)のムーヴメントは文字通り世界の音楽に影響を与えました。
そのボサノヴァのほとんどの有名曲を作った20世紀を代表する作曲家Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)の作品をブラジルを代表する女性歌手Elis Regina(エリス・レジーナ)のデュエット。
Águas de Marçoはアグアス・ヂ・マルソ(マーソに近い)と読みます。よく邦題とされている三月の水、よりは三月の雨、が正解かな。
ブラジルは南半球、日本と季節が逆です。
つまり三月は秋の始まり。雨が降り、日に日に秋が深まって行く、そのサウダージ(郷愁感)を単語の羅列だけの歌詞で表現する名曲。歌詞もジョビン作です。
Tom JobimはAntonioの愛称で、ジョビンは自分のことをTomと呼ばせてたみたいです。
しかしこの可憐なデュエット。2人の素敵過ぎる映像があるのでこちらも。

https://youtu.be/E1tOV7y94DY

そしてこの曲、三月の水にはボサノヴァの最高のパフォーマーJoão Jilbertoジョアン・ジルベルトの究極の弾き語りバージョンがあります。

https://youtu.be/keZulqPcPag

エリスとジョビンのアルバムもジョアンのアルバムのブラジル音楽のクラシック中のクラシックです。
ぜひ、チェックしてみてください!

さて次回は3,4曲目を紹介します!

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では次回!

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