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9/22はモーションブルー横浜!!&改めてライブ盤セルフライナーノーツ

ついに。今年5月に発売になった二枚組ライブ盤"Compass for the future"のレコ発ライブが延期を経て、9/22に行われます。http://www.motionblue.co.jp/artists/saigenji/

今年はご存知の通りのコロナ禍で😭、なかなかライブも出来ずでしたが最高のメンバーと大好きなモーションブルーでライブが出来るのは喜びもひとしお。そもそもこのアルバムの録音は全曲モーションブルーなんです。

ということで、改めてライブ盤のセルフライナーノーツをしたためて行こうかな、と思います。
ライブももちろんこの二枚のレパートリーの中から進めて行くつもりなので、予習にも是非。

DISC1

1First song (for our tales〜Magia)
アルバムCompassのオープニング曲でもある3/4拍子のサンバの楽曲。リリカルな林正樹ピアノがなんとも素晴らしい。後半の盛り上がりではMilton Nascimentoミルトン・ナシメントの"Cravo e canela"のリフレインを思いつきで歌っています。
9/22も同メンバーのカルテット。

2朝と摩天楼Compassに収録。カルテットのメンバーの面目躍如たるjazzyなスキルが煥発。個人的にJazzへの愛を込めて書いた曲でもあり、最高のジャズマンたちである彼らにこれを弾いてもらえるのはミュージシャン冥利に尽きます。

3Dance of Nomad
こちらもCompassより。旅にあけくれた幼少期の体験を昇華した曲です。林正樹のソロはこのアルバムの一つの白眉ともいえる美しさ。ブラジリアンが得意な斉藤良のドラムの安定感もこのテイクの肝。個人的にはこれめちゃ好きです

4 On Green Dolphin Street
DISC2のMusic Junkieと並び、全アルバム中おそらく最も自由闊達なテイクがこれかな。説明不要のJazzスタンダードですが、小美濃悠太のドープなフリーから始まるイントロ、不協和音を巧みに挟み4ビートをbaiãoバイアゥン (ブラジルのリズム)に換骨奪胎する林正樹のピアノ、幼少期から培った斉藤良のジャズドラム、そして拙スキャット。いいオトナが全力で遊ぶアイテムです。9/22もハイライトの一つになるでしょう。

5光を待つ人Compassに収録。大学生のときに書いたメロディに
つい最近詞をつけたバラード。ミナス音楽やECMを感じさせるメンバーの演奏が美しいです。こういうバラードを極めて美しい音楽にしてくれるメンバーの力量にリスペクト。

6 Sunflower("J"inga)
J-waveSaudeSaudadeサウジサウダージ
のオープニングに書き下ろしたスキャットサンバ。こちらは
スミレディのキーボード、南條レオのパーカッション、小美濃、良のクインテットの日の録音。ブラジル育ちのレオのパーカッションはフィーリングたっぷり。良のドラムとの相性も抜群です。そしてスミレディのキーボードのクールさ!アルバムCompassのバージョンとはまた違う色彩感になりました。

7弧動
ファーストアルバム"Saigenji"
のオープニングナンバーでもある定番曲。なんといってもお客さんのコーラスが美しい。常にアレンジを繰り返しているこの曲ですが、このカルテットのバージョンは一つの到達点と言えるでしょう。

DISC2
1走り出すように

初めてJ-waveサウジサウダージのオープニングに使ってもらった2ndアルバムLa puertaラ・プエルタ
のオープニング曲。このテイクのMVPはなんといってもキーボードのスミレディでしょう!まるでジミー・スミスか!というファンキー過ぎるオルガンソロを弾いてくれています。途中のレオのパーカッションとドラムの掛け合いもアガります。

2. 雲の彼方に(Leve~Djavanに捧ぐ) 
ブラジルのシンガーソングライターDjavanジャヴァンのスタイルのサンバで書いた楽曲。軽妙さシンコペーションがキモですが、そこはスミレディのクールなローズピアノと小美濃悠太のウネるウッドベースが十全に表現してくれています。後半のアシッドな感じがとても良い。ミドルのテンポでブラジルらしさを失わない斉藤良のドラムもお見事。

3. HeartbeatCompass収録のR&B曲です。最初の1コーラスはスミレディにバッキングを任せてフリーハンドで歌いました。ネオソウル的な美味しい和音をスミレディと小美濃がカラフルにパレットを広げてくれています。
お客さんの手拍子もグルーヴィー!

4. トンローのワルツ( Waltz of Thong Lo )Compassでは1コーラスの短いギターソロ曲(小美濃悠太とデュオ)でしたが、ピアノ、ウッドベースと1コーラスずつソロを任せるセッション曲に仕立てました。ECM的な静謐なアプローチはこのカルテットの十八番。映像的なメランコリックさが際立ちます。

5. Compass(Horizonte)
セッションの度に全く違う顔を見せるアルバムCompassの表題曲。特にこのカルテットの面目躍如たる要素が詰まっています。ミルトン・ナシメント的だったアルバムのテイクをさらにフリーキーにディープにした感じのテイクになりました。曲のメロディはガイドラインであり、ハーモニーはキャンバス。素晴らしい絵描きたちが色を塗ってくれています。

6. 風の轍
定番のバラード曲(Medicine for your soulに収録)ですが、ピアノとのデュオで、特別なバージョンになりました。安易なセンチメンタリズムに流されず、軽妙さとユーモアを忘れない林正樹のアプローチは流石の一言。

7. Music Junkie
なんと15分に及ぶ一大セッションとなった超定番HIPHOPSoul曲。途中の自分のズッコケ😂も含め、なんともライブらしいテイク。途中の林正樹のソロからガラッと和声の色彩が変わる瞬間が大好きです。天才か!

8. Midnight departureCompassのエンドロールでもある楽曲。アルバムは良、小美濃とのトリオでしたが、そこに林正樹のピアノを加え、より余韻の深いバージョンになりました。

9. Tonada de luna llena(満月のトナーダ)
最後だけフルートとボーカルの拙ソロで。
ベネズエラ🇻🇪の国民的名曲ですが、自分の音楽的ルーツである南米フォルクローレへのオマージュです。

もちろんもう散々聴いたよ!という方もいらっしゃるとは思いますが、こちらApple MusicやSpotifyなどサブスクリプションでも聴けますので、初めての方は是非!↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B0863S9J7H/ref

そして9/22のライブの情報はこちら。

Saigenji
“Live Compass for the Future”
DATE & SHOWTIMES
2020.9.22.tue.
open_5:00pm / showtime_6:15pm

※ステージの長さは約100分を予定しております。

※全席指定席となり通常のレイアウトとは異なります。
※原則横並びとなり、対面での相席はございません。
※2名様以上のお客様はお席が離れる場合がございます。
※配席については当日に確定いたします。
 事前のお問い合わせにはお答え致しかねますので、ご了承ください。

※インターネット予約の際には無料のアカウント登録が必要になります。
 登録がお済みでない方は、「マイページ」より事前に
 ご登録いただくことをおすすめいたします。
※ウェブサイトからのご予約の際は、クレジットカードが必要となります。
 ご利用可能なクレジットカード⇒VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS
MEMBER
Saigenji(vo,g)
林 正樹(p)、小美濃悠太(b)、斉藤 良(ds)
MUSIC CHARGE
ミュージックチャージ
全席指定席 ¥4,000(税込)

http://www.motionblue.co.jp/artists/saigenji/

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