すりあし

かぎられたひとつの時間に
より多くの動きをあらわすことで
生は削られてゆく
ひとつひとつの動きに
最大限の時を注ぐということは
存在に大きさをあたえる
時間が枠であることをやめるから
ひとは自由になる
時間が生を齧るのではない
生は時を最大限、反芻する

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