マガジンのカバー画像

サイフク60周年 ブランド設立11年のインタビュー

10
老舗ニットメーカー「サイフク」とキッチンアイテムを共同で開発した料理家 佐藤智香子氏が、様々な角度からニットやサイフクについて取材し、インタビューした全10話をお届けします。
運営しているクリエイター

#商品開発

第八話「新しい取り組み -ブランドを立ち上げる-」

サイフクが⾃社ブランドとして⼿がけた「mino」は今年で11年⽬、「226(つつむ)」は5年⽬。 「時代の流れと共にOEMだけでなく⾃社の雑貨ブランドをいつか作りたい」とサイフクでmino・226のブランドマネージャーを務める斉藤 佳奈子さんは考えていた・・・。 そんな斉藤佳奈子さんに、私、佐藤智香子がお話しを伺った。 出会い「自社ブランドを作りたい」そう思うようになり、そんな時に出会ったのが、中川政七商店の中川淳さん。 中川さんは、産地の⼀番星を作るというコンセプトで

第九話「これからのニット」

「mino」が⽣まれた2012年の6年後にスタートしたのが、「226(つつむ)」。 こちらは『ヒトと暮らしをつつんで、⼼地よくユーモアあふれる毎⽇へと導くこと』がコンセプト。 これまで、⽣活にまつわるあらゆるものをつつんで、届けている。 五泉駅の椅子を226(つつむ)———「つつむ」。面白いコンセプトで非常に広くて、無限の可能性のある言葉ですよね。 斉藤佳:本当に包めないものはないというくらい、いろんなことがニットでできます。昨年2月には、新潟駅や五泉駅の椅⼦をニットで