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猫とからすと水牛とやもり① 竹富島

猫に会うために島に渡るのは、何島めだろう?
2024年6月、猫好きな人には猫島としても知られる竹富島へ。

沖縄は交通の便がよいことよのう

ANA SUPER VALUE TRANSITを利用して羽田→那覇→石垣と乗り継ぎ、石垣から八重山観光フェリーで約10分ちょっと。
通常、離島へは、空港から港への移動手段、船の便ともにかなり限られ、ひとつ乗り損ねると詰む、というタイトなスケジュールでひやひやすることも多いのだが、沖縄に限ってはその心配があまりないので、ずいぶん気が楽だ。事前に電車やバスの時刻表とにらめっこでルートを確認することもなく、まあ行けばなんとかなるだろう、ぐらいの気構えでいることに、なんだか準備を怠っているような後ろめたさを覚えるくらいだ。

それでも竹富につくまでは遠い。はるばる渡って、たった1泊で帰ってくるなんてもったいなさすぎるんじゃないかと思っていたし、到着もおそらく夕方ぐらいになるだろうと覚悟していた。
が、バス、フェリーの接続もスムーズに行き、朝8時前の便で羽田を飛び立って、14時すぎには島に到着。その後の時間ものんびりだが充実して、とても1泊とは思えない濃密な体験ができた。天気にも人にも恵まれて、わたしは幸運だなあと思う。

竹富の猫は数が減っているという

さて、猫についてだが、竹富は他の猫まみれの島のように、そのあたりに猫がわんさかいるという感じではなかった。どこかのおうちの子なのかなという子いたし、人懐こさもそれぞれ。人を見るとなでて、と寄ってくる子もいれば、近づくと逃げていく子、人がいても動じないが構われるのは好きじゃない、という子も。

白い砂の道でくつろいでいた子

コンドイ浜で猫にたくさん会えるという情報もあったが、わたしの滞在中にはついに一度も遭遇できず。何匹かいる、と教えてくれた島の人もいたので、タイミングの問題かとは思う。

ただ、全体的に島の猫の数は減っているのは確かなようだ。以前はたくさんいたが、最近は減った、という話を何度か聞いたし、滞在中にも島内放送で、猫の避妊去勢手術の予定をアナウンスしていた。

夕方、石垣の上を歩いていた子

わたしが猫を目当てに旅をしていると知ると、みなさんここにいた、あそこにいたと情報をくださるので、それを頼りにあちこちをぶらぶらと自転車や徒歩でさまよった。とても暑い日だったので、日中はほとんど見つけられなかったが、夕暮れ時や早朝には、カイジ浜や、集落のあちこちでちらほらと猫の姿を見かけることができた。サンゴの石垣と白砂の道、色とりどりの花が咲き乱れる南国の風景の中にいる猫たちを、きれいに写真に収めたかったが、いつもどおり、うまくいかなかった。ちーん。写真うまくなりたい。

長くなるので、水牛とからすとやもりの話はまた今度。

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