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車でGO! その後・痛恨の休肝日

無事に帰って参りました

ふだん羽田空港へは地下鉄→モノレールで向かうのだが、7月の島たびは早朝便のため我が家からは始発で行っても間に合わず、車での往復に初挑戦した。結果としては問題なく帰還。車往復の感想やメリットデメリットなどをねちねち考察していきます。

一番の感想は、とにかく楽!

はじめてでかなりドキドキしたが、一度経験してしまえばなんということはない。というか、かなり楽、楽である!というのが一番の感想。
実は今回、いつもより荷物が多く、普段のバックパックに入りきらなかったので登山用のザックを使っていた。これを背負って電車で往復するのはけっこうしんどそうだ。その点車なら荷物は後部座席に放り込んでおけばよい。乗り換えもいらない、駅まで歩く必要もない。楽~…
わたし、運転に自信がないだけで、運転自体は割と好きなのだ。早朝ドライブはまわりの車に気を遣う必要もあまりなく、とても快適であった。

ルートは(2回も空アクセスしたおかげで)だいたい頭に入っている。朝4時に出発、すでに空は薄闇程度に明るくなりはじめており、視界も悪くない。道も空いていて落ち着いて運転できた。出発からおよそ1時間で到着。P4駐車場に入れたのだが、朝の5時でもそれなりに車は入っていた。とはいえ空きは十分にある。朝6時くらいまでに入れば予約なしでも余裕で駐車できる可能性が高いらしい。

4階から通路が伸びて空港に直結しているが、ほかの階でもまったく問題ないと思う。私は3階に入れた。前日に職場の先輩に、「どこにとめたかだけちゃんと確認するように」とアドバイスをもらったので、駐車位置の番号を撮影しておく。(先輩はディズニーランドでどこにとめたかわからなくなって呆然と立ち尽くした経験ありとのこと)

エレベーターホールまで行ってから、あれ、ロックしたかなと戻り、駐車券を車内に置いてきたと戻り、出庫時のルートを確認しに戻り、とかなり挙動不審なのはいつものこと。ようやく空港に入り、さっさと保安検査を抜けてANAラウンジへ。

そう、今回はSFC修行のポイントを稼ぐために、プレミアムクラスを利用したので、ラウンジが利用できるのだ。1時間くらいは過ごしたいと、かなり余裕をもって到着したおかげでラウンジは空いていた。必ず頂くホットコーヒーのほかに、青汁とトマトジュース(健康か)もいただいた。機内で軽い朝食が出るので、お腹は空かせておかなければならない。ひとり旅のはじまりは体調を万全にしておきたく、ビールも自粛。

いつものマイルがもらえない

いつもの普通席ならANA FESTAでお弁当的なものを買って待合で食べる(その後カードラウンジでホットコーヒーだけ飲むこともある。搭乗口から遠かったら諦める)。1000円以上購入すると、100マイル付与されるクーポンがあるので、空港内での買い物はできるだけANA FESTAですることにしている。(もうちょっと朝食のバリエーションがほしいなと思う。朝から1500円ごえのお弁当とかはありがたくない。)
今回、プレミアムクラスは朝食つきのためお弁当を買うことができない。ならば宿泊先の方におみやげを(宿泊先が民宿など個人経営のところなら、ご挨拶にちょっとしたお菓子などを渡すことにしている)、と思ったが、朝が早すぎてまだ店が開いてない…。ラウンジを出た時には開店していたが、長蛇の列ができていたうえ搭乗も迫っていたので、行きの利用はあきらめた。

普段はモノレール利用で片道20マイルいただいている。改札を出たところに機械があり、カードをかざすだけでいい。さらにANA FESTAで1000円買い物をして、購入分のマイルとは別に100マイル。往復だと、モノレール40マイル+ANA FESTA200マイル(帰りの空港でもおみやげなどを買う)で240マイルをゲットできる。ところが車で往復することで、それらのボーナスをみすみす逃すことになる。これは痛い。

しかしこのときのわたしはまだ知らない、この後、車往復のさらに深刻なデメリットに気づくということを。

うっかり機内で酒を飲む

機内での朝食は前にプレミアムクラスを利用したときと似たような感じ。サンドイッチ2種とスープ、デザートだったと思う。飲み物を聞かれ、なぜかつい「白ワインを」と言っている自分。朝の7時に。ああびんぼうしょう。

出てきたミニボトルをちびちび飲んでいると、ほろ酔いで体もだるくなってきた。やべえ… 親切にもおかわりはいかがですかなどと声をかけられたが、そこは踏みとどまった。これ以上はほんとにやばい。わたしは酒好きだが残念ながらあまり強くない。

現地では汗もかくからいつまでも酒が残ることはないだろうが、やはりちょっと心配なので映画を観るのはやめて睡眠をとっておいた。ひとり旅は自分だけが頼りだから、コンディションを保つことはとても大事。次からはうっかり飲まない方向で、と自分に言い聞かせる。

その代わり、帰りはラウンジで生ビール1杯、機内でワインなど楽しむとしよう。……いやちょっと待て。帰りは運転ではないか。飲酒運転ではないか!
がーーーん。せっかくのプレミアムクラスなのに、お酒が飲めないなんて! 今さら衝撃の事実に気づき、気づくのが遅すぎることに内心くずおれるおれ。そこから「2日目は酒が飲めない」という思いに、変に囚われてしまったのだった。

飲んではならぬと思うほど…

沖縄で一泊し(この日は安心して飲んだ)、次の日も夜のフライトまで時間はたっぷりある。お昼時についとか、歩き疲れて入った店でうっかりとか、ビールを飲んでしまわないよう、我ながらアホなのかなと思うほど妙に緊張して過ごした。

那覇空港に着き、ANA FESTAでお土産を買い込んで(沖縄も今年5回目?なので、品揃えももう見慣れて、というか正直飽きてしまったが)100マイルをきっちりいただいてから、ラウンジへ。スマホを充電しつつコーヒーやお茶を飲み、旅の日記をノートに書きつけていく。お酒を飲んでいる人たちがうらやましい。車じゃなかったらなあ…

ところが、乗る予定のフライトが遅れ、羽田への到着が23時ぐらいになるとのこと。電車だと最寄り駅までたどり着けるかちょっと微妙になってくる時間。以前、空港からモノレール、電車を乗り継ぎ池袋についた時点で終電がなくなって、寒い中並んでタクシーに乗る羽目になり、ほとほと疲れたことがあった。しかし今回は車。何時になろうが、着いた時間に車に乗り込めば、直行で家にたどり着ける。遅い時間なら道も割と空いているだろう。酒を飲めないことで地に落ちた車往復の評価が、ぐぐっと盛り返してきた。

帰りも1時間ほどのドライブで家に着き、時間ももう遅いのでお酒は飲まず洗濯機を回しながらシャワーを浴び、干してから就寝。
せっかくのプレミアムクラスだというのに、タダのお酒が飲めない痛恨の休肝日となった。

車で空港往復してみて。私の場合。
車は荷物を背負って何度も乗り換える電車移動より格段に楽。
帰りの時間を気にしなくていい。
駐車場代が余計にかかる。
モノレール利用などのマイルを取り損ねる。
かなり早い時間でないと、予約なしで駐車できない可能性あり。
酒が飲めない。

結論。プレミアムクラスに乗るなら、断然電車で。車は、普通席の早朝便を利用するときに。あの楽さは捨てがたいが、電車で行ける時間のフライトなら、今後も電車で行こうと思う。
だけど、行こうと思えばわたしはもう車で行けるんだ、と思うと、なんだかとてもうれしいのである。不思議ともうどこでも車で行けるような気がする。ザッツ成長である。



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