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外出禁止令中のダナンから帰国(前編)

本日(2021年9月3日)、私は約2年ぶりに日本に一時帰国中です。
なぜかというと、ベトナムでは8月から社会的隔離16号というのが適用され
会社にも出社できない状況が続いています。
そこにきて、8月16日からは外出禁止令まで発動

買い物にも行けず、ネットスーパーは配達届かず
近い将来、食料がつきるのでは?という不安がつきまとう状態
それなら一度日本に帰りワクチンうってこようかということで、
奥さんと相談して日本に帰ることにしました。

しかし、日本に帰るにも色々と手続きが必要で
今回はそちらをまとめようと思います。

まずはダナンからハノイへ

現在、ベトナムでは厳格な水際対策が行われています。
平常時は1日複数便飛んでいるダナンから日本への直行便は
探しましたが見つかりませんでした。
そもそも、ダナンから海外への飛行機も飛んでいなさそうでした。
となると、国際便が飛んでいるハノイかホーチミンに行く必要があります。
調べてみると、ハノイ・成田便は毎日2便も飛んでいました。

しかし、現在社会的隔離中のダナンでは国内線の飛行機が飛んでいない。

一応、9月6日から再開する可能性はあるものの
そこは今のところ何も決まっていない状況でした。

車を使っての移動

「飛行機が飛んでなければ、車で行けばいい」ということで
車でハノイまでいけないかということで色々調査を開始しました。

https://poste-vn.com/news/2021-08-12-11100?fbclid=IwAR0XPWqxEBLpP5fyvglPUxLwwR1pXkalFxjAXP4TP2rZMV5AS9pGaEQIICY

どうやら、飛行機チケットさえ持ってれば車で空港まで行くことは可能。
ハノイかホーチミンなら、感染爆発中のホーチミンは避けたい。
しかし、ハノイまで連れて行ってくれる業者を知らないので
友人に聞いた業者に問合せをしながら、奥さんがアパートの大家さんに
「ちょっと日本に帰るかも」と話をしたところ
「もうドライバー手配したか?良いドライバー知ってるぞ!」と
ということで、大家さんに交渉依頼したらあっという間に交渉成立。

ドライバー手配に必要なこと

ドライバーを手配するにあたり必要なことは以下の3つ
・航空券(Eチケット)
・パスポート、ビザ情報
・前金500万VND(銀行振込)
なお、住んでる地域がRedZoneの場合、送迎できないそうです。
飛行機のチケットが同じ便であれば、複数人で同乗も可能でした。
我々も、夫婦2人と、友人2人の合計4人でした。

気になるお値段ですが、我々の業者では
・7人乗り1500万VND
・15人乗り1600万VND
でした。なお、この他1人75万VNDくらいのPCR検査費用もかかります。

申込みが完了すると、ドライバーが人民委員会に許可証を申請して
これの発行に2日くらいかかるため、それくらいのリードタイムが必要です。

その他にも色々手続き

ちなみに、日本に帰国ということで
他にも
・14日間の自主隔離機関の宿泊先
・宿泊先までのハイヤーの手配(公共交通機関つかえないので)
・ワクチン接種の予約
などなど、色々手続きが必要でした。

まずは陰性証明の取得

さて、当日の流れです。飛行機に乗ったり、車で検問を通過するためには
陰性証明書が必要になりますが、まずはこれを取りに。
朝7時にドライバーが家までピックアップに来て、
検査場まで連れて行ってくれます。
ピックアップ場所が複数でも順番に迎えに来てくれます。
そして、PCR検査、この時ドライバーも一緒に検査を受けます。

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会場につくと、VinMartの制服の人が多く、
スーパーなどの店員は、定期的なPCRが必要とニュースに書いてあったけど
ここで検査受けてたのかと納得しました。

ここで検査を受けて、まずは一旦家まで連れて帰ってくれます。

いざ出発

そして、15時にハノイへ出発のために、
再度ドライバーが家に来てくれます。
ここで荷物を積み込んで、いざ出発となります。
まずは陰性証明書を受け取って、ここから出発。
ダナン市内にはいくつも検問があり、その度止められますが
きちんと書類も揃っているのでどんどん通過していきます。

外出禁止令も出ているため、道はびっくりするほど空いていて
ダナン市内から通常50分くらいのランコービーチまで30分でつきました。

さて、大きな制約が。。。。

さて、今回の送迎ですが、目的はあくまで空港までのお送り。
このため、途中でレストランにはいったり買い物に行くことはできません。
家から空港にまっすぐ届けてくれます。
ダナンからハノイまでは18時間の移動になるのですが、
この間の食事は自分で用意する必要があります。
もちろんカップヌードルのお湯とかもありません。

私達は、事前におにぎりやパンを焼いて、
家の中にあったお菓子をつめこみ、4食分の食料・飲料を持ってきました。
普通の人はどうしてるんだろう?

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意外と辛い検問

さて、18時間の車の旅、座りっぱなしなのでとにかくお尻と腰が痛い。
今回15人乗りをチャーターしたので、
横になれたりしたもののやはり痛かったです。
15時に出発した我々ですが、
前述の通りレストランやお店には寄れないので
3時間に一回くらいガソリンスタンドでトイレ休憩を入れてもらったり
ときには運転手のご飯休憩、仮眠休憩もはさみながら
15時から翌朝9時までひたすら走り続けました。

とは言え、寝てればすぐつくのでは?
とお思いのかたも多いと思うのですが
そこで問題なのが検問です。
ダナン市内ほど多くはないものの、各省境には必ず検問があり
そこではパスポートや陰性証明書のチェックが有るため
我々が書類を出さないといけなく、
いい感じで寝落ちするたびに起こされます。
というわけで、中々厳しい長距離ドライブでした。

ちなみに、ドライバーさんってどんな生活?

ベトナム語を話せる奥さんがきいたところ
ドラーバーさんは、旅行会社のドライバーさん。
最近は旅行者もいないので、もっぱらダナンーハノイの移動をやってる。
週に2回くらいハノイまで送ってると言ってました。
1回の送るのに往復で36時間労働を週に2回もしてるのか。。。。
とてもすごいなと尊敬してしまいました。

なんとか到着

というわけで、15時にダナンを出発した我々は、
翌日9時にハノイ、ノイバイ国際空港に到着しました。
間違いなく、今までの人生で最大のロングドライブでした。
今後これ以上がないことを祈りたいです。

さて、9時についたものの、飛行機の時間は23時
あれ、14時間も空港で待つの?
という状況ですが、前編はここまで、後編では空港から日本入国まで。
近日中に公開いたします。

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