見出し画像

『カンタ!ティモール』を届けたいワケ ─5月4日(土)上映会@西荻─

ドキュメンタリー映画『カンタ!ティモール』の上映会を開催します。
5月4日(土)17:00開場、17:30上映開始(110分)
お申込みはこちらから https://forms.gle/nur7zQnC7aTNwGAz7

映画『カンタ!ティモール』https://canta-timor.com/
タイトル『カンタ!ティモール』
上映時間:110分間
[プロデューサー] 小向定 (こむかいさだむ)
[監督] 広田奈津子(ひろたなつこ)
[シナリオ/編集/ナレーター] 広田奈津子
[助監督/音楽監修] 小向定
[監修]中川敬(Soul Flower Union)
[監修]南風島渉(報道写真記者・著作「いつかロロサエの森で 東ティモール・ゼロからの出発」)
[企画・制作]広田奈津子 /小向定


この映画を観られるのは自主上映会のみ。通常の配給にはのせられていないのです。それは、なぜか。

まだ映画をご覧になっていないみなさんに、少しお伝えしたいと思います。


◆東ティモールについて

 - Wikipediaより
東ティモール民主共和国、通称東ティモールは、アジア(東南アジア)地域に位置する共和制国家。首都はディリ。

1999年8月30日に国連の主導で独立についての住民投票を実施。インドネシアの占領から2002年5月20日に独立した(国際法上はポルトガルから独立)。21世紀最初の独立国である。ポルトガル語諸国共同体加盟国。


◆この映画が製作された背景


東ティモールには、植民地化、東西分裂、占領、革命、内戦、独立運動など、長く複雑な歴史があります。そのなかでもこの映画は、インドネシアによる占領、そして独立運動を経て、それでも失われなかった民族の精神性や風土にフォーカスをあてながら、インタビューによってまとめられたものです。


◆この映画をいま上映する意味


この数年、いくつもの紛争や戦争、大火災などの映像が飛び交っています。目を背けることができず深く心を痛めている人、目を背けてしまう自分を責めてしまう人など、様々です。

なにかしたいと思っても、いま現在起きている出来事について考えるのでは重すぎます。現在進行中の出来事を評価するのは危険なようにも思います。

この映画なら、かつての出来事として観ることができます。また、略奪される側として、略奪させられる側として、略奪に与する国家の一員としてなど、多様な視点で当事者になることができます。戦いではない方法で戦う精神性についても知ることができます。

少なくとも、怒りの矛先を持つのではなく、祈りの方向を見つけることができます。遠く離れた場所にいても、自分にもできることがありそうだと、日々の暮らしに焦点を定めなおすことができます。

◆視聴した方から寄せられた感想


著名な方々がこの映画を鑑賞し、制作者にコメントを寄せられています。

斎藤工さん(俳優)
強く眩しく東ティモールに生きる人々の
笑顔が突き刺さる作品
映画の作り方を知らなくても
“事実を知ってしまった”使命感と正義感と好奇心が
こんなにも強靭なカタチになるのならば
やはり映画は
作り手の魂が憑依し
その意志が動脈の様に流れ
観客に伝わるモノなのだと再認識した
映画は叫び
映画はSOS
東ティモールの
450年の植民地支配との闘い
日本やインドネシアとの関係
知らな過ぎた自分が恥ずかしい
史実だけでなく
哀しみを乗り越え
輪の中で生きる事や
音楽や映画の持つ本来の意味を改めて教えられた
強く眩しく東ティモールに生きる人々の
笑顔が突き刺さる作品


湯川れい子さん(作詞家)
カンタ!ティモールに寄せて。
東ティモールのことは、何となく知っていましたが、古くは60年代から、日本の政治や経済とつながりながら、東ティモールで暮らす人々に、大きな圧迫と、筆舌に尽くしがたい苦しみを与えて来たのですね。ショックでした。その上で、それでも「許す/赦す」と言うこと。
今回のコロナ禍は、全世界に起きている大津波、3:11です。そのあとの世界がどうなって行くのか?
2年後、3年後、人類は知恵を持って許し合い、助け合って生きようとしているのでしょうか?それとも、わずかな資源や国力を持って、他の国々や人々を排除しようとしているかも知れない。そして、もしかしたら、自国の中でも対立が起きているかも知れません。
もはや、この地球には、奪い合える物も時間も無いのです。傷み、傷ついてバランスを失ったマザーアースとしての地球を、労わりながら、生き物として苦しむ同胞である人間を許し、受け入れ、助け合って生きて行かない限り、人類の未来は無いと感じています。
子供も大人も手には楽器を。唇には歌と微笑みを‼️私たちも、大地と共に生きて行きたいものです。

◆メディアに流れないことだって、真実


商業的な配給にのせなかった、のせられなかった理由はなんでしょう。戦争とはどういうものか、戦いではない方法で自分たちの場所を取り戻すなんて、本当にできるんでしょうか。

そんなことを、一緒に考えてくれる人を探したい。ひとりでも多くの方に観てほしい。そんな想いで、この上映会を準備しました。

当日、会場でおまちしています。定員25名です。
お申し込みはこちらから。

『カンタ!ティモール』紹介HP
ストーリー – canta-timor


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?