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“ What’s UGUISS ? (UGUISSって、なんだ?)”

第二話「三人の邂逅#2」Text by 柴田俊文

従姉妹から、よしだたくろう、井上陽水、ビートルズ、
LED ZEPPELINやDEEP PURPLEなどを聴かされて、
一気に日本のフォークや洋楽に夢中になっていた中学時代。
ベースを弾いていた隣のクラスのTくんに
「ピアノ弾けるならこれ出来る?」と
荒井由美の「ひこうき雲」の譜面を見せられて、
弾いて見せたらバンドの練習に誘われた・・・
というのがこの世界に入るきっかけでした。

当時は、演奏できそうなものはなんでもコピーして、
学校のイベントや文化祭でお披露目してました。
その時にギターを弾いてたのが大澤くんといって、
後にUGUISSの前身になるバンドのメンバーです。
彼と僕は一番仲が良かったのですが、
受験で別々の都立高に行くことになってしまいました。

彼の行った都立千歳ヶ丘高校は軽音楽部の活動が活発で、
経堂にあったサムという楽器屋を拠点にライブハウスなどで自主コンサートを開いていました。
あるとき大澤くんに「バンドやるから手伝って」と言われて入ったバンドにいたのが、UGUISSの初代ヴォーカリストの竹内仁恵(ひとえ)さん。
英語に秀でた仁恵さんのお陰で、
洋楽のカバー曲を主体にしたこのバンドは
世田谷〜目黒あたりでは有名になって行きます。

そして、このバンドのライブを見に来たのがドラムの松本淳。
いきなり楽屋に現れて、「いやー良かったよ」と言われ、
今度一緒になんかやろうと盛り上がったのですが・・・。
しばらくして彼はアメリカに自分探しの旅に行ってしまいます。

同じころ、中学の同級生だったSくんに
下高井戸の雀荘で紹介されたのが佐橋。
この時のことは、自分は麻雀に夢中であまり記憶にありません。
たぶん、「アーよろしく。。。」くらいの感じだったのかな。
後で知ったのですが、
佐橋と淳はすでに「人力飛行機」というバンドで知り合いだったのです。
でも、淳がアメリカに行ってしまい活動休止状態という。。。 

そして、いよいよ、このあと淳がアメリカから帰ってくるタイミングで、
いろんなことが起こって行くのでした。

*次回は松本淳のテキストによる
第三話「三人の邂逅#3」をアップいたします。
お楽しみに!

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『UGUISS (1983-1984) ~40th Anniversary Vinyl Edition~』

レコ発ツアー 5月21日(火)名古屋・TOKUZO 問)052-733-3709
5月22日(水)大阪・バナナホール 問)06-6809-3016 5月30日(木)
渋谷・クラブクアトロ 問)03-3477-8750
開場18:00/開演19:00
チケット料金 前売 6,000円/当日,6500円 (自由席・整理番号順入場)
※特設サイトURL https://www.110107.com/UGUISS_40th

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