habanero voice #106

昨日、教授(坂本龍一さん)が3月28日、癌と闘病の末、
亡くなられたとの報道がありました。
先日の(高橋)幸宏さん、有賀(啓雄)くんと、
相次ぐ訃報に茫然自失…。

まずは心よりお悔み申し上げます。

思えば1994年に教授がgüt(グート)レーベルを立ち上げられた際、
コンサート・ツアー(D&Lツアー)や、
数々のレコーディングセッション、
(ex.アルバム「スムーチー」
「The Other Side of Love」(坂本龍一 featuring Sister M)
ダウンタウンの変名音楽ユニット「GEISHA GIRLS」
中谷美紀ちゃんの諸作)等…
たくさんのプロジェクトにお声がけいただき、
芳醇で濃厚な”音楽時間”を共有させていただきました!
光栄なことに、連名でTVドラマのサントラ制作をさせて頂いた際には、
(ex.1997年/ストーカー 逃げきれぬ愛)
当時まだISDNとかの回線で”ガラガラ・ピー”とかやってた時代に、
「ニューヨークと東京でインターネット回線を使ってコラボしよう!
まず僕がネット上で”上の句”を送るから、それを受けて~
サハシくんが”下の句”を作る…みたいな手法で作品作りをしよう!」
と、Microsoft社まで巻き込んで~
教授の譜面&音源ファイルが届き次第、
ようやく録音作業が始まるみたいな作品作りをしましたね!
かなりの無茶ぶりにスタッフ一同大わらわ(笑)
そういった”最先端”のメディアに貪欲でおられた反面、
音作りする際の”ヒント”のような感じで、
南米の音楽や、近代クラシックの話、
ジャズやR&Rなどのポピュラー音楽の黎明期の話とか~
僕が知らなかった、ワクワクするような未知の世界にも
誘ってくださった「生粋の音楽家・演奏家・知識人」でもありました。
まさに”教授”たる所以!
ニューヨークのご自宅にも何度かお邪魔して、
うっかり盛り上がっちゃって、痛飲したり(笑)
楽しかった思い出ばかりがよみがえります。
コロナ禍寸前の2019年暮れにお会いしたのが
最期になってしまいましたが、
いやはや… どうにもこの訃報を受け止めきれずにいます。
なんか「サハシくんごめんね~死んだふりしてた!」
とか言って、相変わらずのユーモア精神で
笑わせてくれるような気がしてなりません…

ありがとうございました。

大好きだった”東京第二学区・城南地区”の先輩(^^)

安らかに。

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