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“ What’s UGUISS ? (UGUISSって、なんだ?)”

第一話「三人の邂逅」Text by 佐橋佳幸

山下達郎さんのシュガー・ベイブが活動していた1970年代の中頃、
僕は、中学生の分際で、音楽オタク仲間の同級生と3人で
「人力飛行機」というグループを始めました。
渋谷YAMAHA道玄坂店での「シュガー・ベイブ無料ライブ!」が観たくて、3人でチャリンコで駆けつけた、ませた中学生でした。

UGUISSのレパートリーでも作詞を担当してくれた、
幼馴染の福島浩(フクさん)と作ったオリジナル曲で、
YAMAHAのポプコンというコンテストに応募したら、
地区大会まで進出してしまい、『この中学生、面白い!』っていうことで
特別賞みたいなものを頂きました。

ちなみにこの時の大会で優勝したのは、
大学生だったアマチュア時代の”佐野元春”さん。

高校受験を間近に控えていたにもかかわらず、音楽に夢中だった15歳。都立松原高校に進学してからも、その熱は冷めやらず、
楽器店に『ドラマー募集』の告知をしたところ、
連絡してきたのが、当時まだ中学3年生だった”松本淳”でした。

徐々に「人力飛行機」の活動から、同時期に友人を介して知り合った”柴田俊文”と三人での、新たなプロジェクト計画に移行していき、
それがUGUISSの母体になっていきました。

それは『俺たち三人が大好きな欧米のロックを、自分たちなりに消化して新しい音楽を作る!』という、夢物語の始まりでした。

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