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“ What’s UGUISS ? (UGUISSって、なんだ?)”

第四話「次のフェイズへ#1」Text by 佐橋佳幸
80年代を迎えて、
文化祭レベルでウダウダしていてもねーということで、
柴田・淳・仁恵さんと僕で、
なかなか決まらないベーシストを探したり、
音楽コンテストに応募して出てみたり…
なんてことを始めてみたら、
何人かの音楽業界の方々に声をかけていただき~
まずは日音(TBS系音楽出版社)のO氏が
「オリジナル曲があるなら、デモ録音してみない?」と。
(たしか2曲録音したと記憶していますが…)
僕がバンドのために初めて書いた
「Love Can Be With You」という楽曲を四人で録音することに。
なんとか完成すべく苦肉の策で~
柴田がベースパートをシンセベースで補って、
UGUISS初のオリジナル曲を完成させることができました。
結果、この曲がUGUISSの初オリジナル曲、
デビューアルバムにも収録されることになります。

また、別の音楽コンテストで知り合った、
当時ワーナーの洋楽セクションにいたF氏&S氏も
「君たち面白いねーウチの会社の邦楽担当を紹介するから、
デモ録音してみない?」と声をかけてくださって、
六本木にあったワーナーのスタジオでも数曲デモ録音。
このセッションを仕切ってくださったF氏が
当時手がけてらしたのが・なんと”スターダスト・レビュー”!
”縁は異なもの…”と言いますが、まさに不思議なご縁ですよねー♫
(しかも、はっぴいえんどの1st.アルバムのエンジニア、
Sさんが録ってくださいました。今聴いてもめっちゃいい音!)

何よりそんな僕らを励まし、応援してくれていた年上の先輩、
”あっちゃん”こと伊東暁さん。
「ベーシストが決まらないんなら、
俺が左手と足鍵盤でベース演って、
右手でオルガンとかシンセ弾こうか?」と、
バンド加入を快諾(志願?)してくれてから、
物事がグッと動き出します。

僕らを励まし応援してくれていた年上の先輩”あっちゃん”。
僕が高校三年の時にニッポン放送のスタジオで、
EPO先輩デビューに向けてのデモ録音があったのですが、
その際に知り合った”あっちゃん”は、
既にプロのキーボーディストとして
あちこちで活躍していましたが、
高校生の僕を可愛がってくれました。
柴田と淳とも親しくなり、
僕らがバンドで成功したいという夢を描いていることを承知のうえ、
”自分ならコイツらの力になれるかも”と、
年下の10代の僕らのチームに加わってくれたのだと思います。
どれだけ心強かったことか…。
そして何より”あっちゃん”からは、
プロの世界のあれこれを教えてもらいました。

この辺り正直”時間軸”の記憶が曖昧ですが(-。-;
うっすらとデビューへの兆しがみえてきた、
80年代の始まりでした。

P.S.
史実と違ってたら~
柴田と淳、連載中での”訂正&補足”願いまーす(笑)

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