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四天王、あなたはわたしの多聞天。

1都3県の緊急事態宣言が2週間延長されて、ふぅ、と大きくため息をつく。海辺の町の週末は、県外ナンバーにあふれ、「お出かけを控えてね令」が出ていることをふと忘れてしまう。

わたし自身は、スーパーの屋上から上げる青空に、いつか行った南の島を思い出したり、来年こそ花粉の時期は台湾に長期滞在するのだ、などと思いを馳せる。そのころには国境が開いているといいな。


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家で過ごす時間が長くなって、片付けや庭の手入れに費やす時間がふえた。季節になると頼まれるわけでもなく花を咲かせる植物を見て、えらいねぇ、ありがとう、などと声をかけてしまう。


クリスマスローズ好きな友人に手紙を書いた。そういえば、去年の春以降、こんな生活スタイルになってから、以前みたいに手紙を書く習慣が戻ってきた。

便箋は、段ボールを3枚下ろしにして作ったクラフト紙を使うことが多い。封筒も手作りしたりして。手帳には季節季節の切手をはさんである。しばらく音信が途絶えてた友人と手紙での再会。

先日、四天王について書かれた本を読んだ。
 
★広目天★
その気になって見るといろいろ見えてくる。
 
★多聞天★
よく聞くと相手の気持ちが開かれる。心が閉ざされると言葉は跳ね返る。
 
★持国天★
右手に剣を持っている。怖いものを作っておくことで国をおさめられる。怖いものをブレーキとした。
 
★増長天★
前に進もうという気持ち。もっと良くなろうという純粋な気持ち。 
 
よく見て、よく聞いて、よくおさめて、前向きに生きる智恵を持つ四天王。自分のまわりの人たちを、四天王にあてはめてみると面白い。一人二役の人もいるし、持国天過ぎる人もいたりするし(笑)


あなたはわたしの多聞天だから、なんて書いた手紙の到着直後に電話がかかってきて長話し。文通のち長電話、いとをかし。たくさん時間があるのも悪くない。


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