初めての免許更新

今のわたしは電車に乗っている。
電車で免許センターに向かっている。
大学に合格してうきうきで自動車学校の入学を申し込んだこと、
何故か制服を着るのが強制だったこと、
初めての運転で右と左が分からなくなったこと、
仮免許の筆記試験を一夜漬けで済ませたこと、
路上教習で黄信号出るなと願い続けたこと、
3月1日に高校を卒業して次の日から服装をどうすれば良いか分からなかったこと、
半年かけて免許を取得できたこと、、、
電車に乗りながら免許に関する様々な思いが巡ってくる。

しかし、ただ思い出に浸りながら電車に乗って向かっているだけではない。
免許更新のハガキを紛失したため、本当に免許更新ができるのかどきどきしながら電車に乗り、このnoteを書いているのだ。
もし更新できなかったらと考えるだけで昨日は夜なかなか寝付けなかった。
こんなことは高校の修学旅行の前日ぶりである。
しかし、ハガキが無くても免許の更新は可能だということは知っている。
なぜなら何回もググッたからだ。
「免許更新 ハガキ 紛失」が履歴で何回残っているのか分からない。
それでもわたしはこのどきどきを拭えない。
免許更新が出来なかったらまた自動車学校に通わなければならない。
それは嫌だ。
だってお金いっぱいかかるし、また覚え直さなきゃいけないことも沢山ある、なによりお母さんに怒られそうだもん。
それだけは絶対に避けたい。
だから、どきどきしている。

あと10分もすれば免許センターの最寄り駅に着く。
どうしようも無いので覚悟を決めて、堂々と“ 更新ハガキ紛失しました”宣言をしてくる。
そんな大事なものを無くすわたしに自戒の念を込めてこれを投稿する。
ああ神様、無事免許更新できますように。

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