【第1回】『天才に人生ごと振り回される凡人合同』のトップを決めろ！自著プレゼン選手権！
文学フリマ東京37――それは、11月11日 土曜日に東京流通センターにて開催される、入場無料の文学作品の展示即売会です。
大変魅力的なイベントであり、私たち作業通話堂も出店します。
頒布するのはこちら！
私たちは新刊で合同誌を頒布します。
そして創作者が集まれば、起こるのは必然――
この合同誌の中で一番面白いのは自分の作品である。
そう豪語するメンバーがこちらの四人です。
湯野正：いつも頼れるサークルの主宰者。あまり頼りにならない。
つくもゆ：バランス感に優れた人物。BLか百合しか書かない。
シアン：TSをこよなく愛する人物。こよなく愛するものはTS。
太田千莉：争いを憎み、平和を慈しむ心優しい人物。この企画の発案者。
勝負の方法はこうです。
切り抜いた言葉を画像にまとめるのには、
インターネットサービス『発言まとめメーカー』を使用します。
ありがとう！便利なサービス！
＊この記事は『発言まとめメーカー』の宣伝記事ではありません。
文学フリマ東京37で頒布する合同誌の宣伝記事です。
１人目の挑戦者
湯野正
作品タイトル：回顧録、あるいは動機
あらすじ：人としては足りないところが多いが、剣の腕だけは他の追随を許さぬ天才である騎士の”彼”と、その彼の剣に光をみた主人公の”私”。
彼に拾われた私が、何を思い、何を見て、何を為し”た”のか。
これは“私”がのこした回顧録。あるいは、動機。
湯野「最初はどういう感じになるのか想像もつきませんでしたが、
本文の雰囲気が伝わる爽やかなまとめになったので安心しました。
これなら優勝も狙えると思います」
『”』を多用するしゃらくさいあらすじですが、切り抜いた台詞は如何に……？
作った画像はこちら！
さて、気になる反応は――！？
三人の反応
・見てるとなんか落ち込んでくる。呪いの画像？
・素質ねぇな。
・縦書きがあって羨ましい。
湯野「文字の向きしか褒められていない。報いを受けさせねばならない」
このまま続けると事件が起きそうなので、次に参りましょう。
２人目の挑戦者
つくもゆ
作品タイトル：生殺しですわ！ お姉様‼
あらすじ：国で偉大な大魔法士を母に持つリィーシア。貴族学院に入学する際、母から父違いの姉がいることを知らされる。
魔法のセンスがあり、天才と言われる姉のサフィナ。
リィーシアが挨拶しても素っ気なく、一触即発かと思いきや「クールなところも素敵ですわ……！」
なんだかリィーシアの様子もおかしくて……？
そんな二人の周りで問題ばかり起こる、学院ファンタジー異父姉妹コメディ小説。
つくもゆ「狂ってる部分を抽出しました。悔いはありません。絶対優勝するぜぇ！」
野心がビシビシと伝わってくる意気込みをありがとうございます。
作った画像はこちら！
さて、気になる反応は――！？
三人の反応
・太文字の圧と勢いが凄い。
・テトリス下手な人みたいな隙間がある。
・ニコニコ動画のコメントかと思った。でもさっき褒めてくれたので１００点です。
つくもゆ「負けたら発言まとめメーカーのせいなので、私は悪くない」
サークル外に敵を作るような発言は怖いので、早く次に参りましょう。
３人目の挑戦者
シアン
作品タイトル：性転換式後輩依存症
あらすじ：突然少女になった大学生男子。
見知らぬ体に加え、持ち物も帰る家もなくなった彼だったが、ウザくて天才な後輩に助けられ事なきを得る。
後輩が留学で居なくなる前に元に戻らなきゃならないが、後輩はまだ彼に未練があるようで……。
何でもできる事を自慢してくる天才後輩にコンプレックスを抱えた先輩と、先輩をバカにしつつも離れたくない後輩は、分かり合う事が出来るのか。
シアン「本文の雰囲気や、ヒロインの魅力が籠もった文章を中心に抜き出しました。優勝してTS娘の魅力を知らしめたいです。」
選手権の趣旨を勘違いしていそうですが、作った画像はこちら！
さて、気になる反応は――！？
三人の反応
・なんか普通。
・普通過ぎてコメントしにくい。上か下に振り切れて欲しい。
・「見たの？」が気になる。縦書きがあって羨ましい。
シアン「これに負けたらお前ら普通以下だぞ。 あと『見たの？』が気になったのは縦書きだから？」
ここで書く事も無いくらい普通なので、次に参りましょう。
４人目の挑戦者
太田千莉
作品タイトル：天才魔法使い少女と普通の人たち
あらすじ：少女、シュネー・キィは魔法の天才である。何者も敵わないほどに。 そんな天才を義妹に持つ義兄のゼピアは、そんな天才にプライドを打ち砕かれた貴族の少女ルミネットは、そんな天才と友のように接する平凡な少女ノォラは――それぞれ何を想い、どのように生きるのか。 魔法使いを養成する学園を舞台に、『才能』と向き合う凡人たちの物語。
太田「どういう物語なのかが端的に伝わるよう、興味を惹くワードを多く選びました。優勝はいただきます」
トリに相応しい最高の意気込みに期待が高まります。作った画像はこちら！※ライター:太田千莉
さて、気になる反応は――！？
三人の反応
・その赤いのどうやったの？
・嘘は言ってないだけの詐欺師みたいな切り抜き。あと一人だけ赤文字使っててずるい。
・縦書きは羨ましい。赤字はそんなでもない。
太田「文字の色以外の言及が殆ど罵倒しかない。ちょっと凝ってみた仕打ちがこれか」
三人の反応は芳しくありませんが、私は良いと思いますよ！元気出して！
※ライター:太田千莉
さて、これにより全員のプレゼンが出揃いました。
ここから、当事者たちによる厳正かつ公平なジャッジタイムに移ります。
その結果、トップに選ばれたのは――――
創作に優劣なんてありません！みんな違ってみんな良い！
サイコーーーーーーーー！
そんなサイコーの作品が集まった合同誌、『天才に人生ごと振り回される凡人合同』は11月11日（土）に東京流通センターで行われる文学フリマ東京37にて頒布されます。スペースは『さ-26』！
今回の新刊の他に、作中で犯行予告をする事をルールにした『犯行予告合同』、異世界でチェスボクシングすることをルールにした『異世界チェスボクシング合同』の既刊も二作あります。
会場では、今回のプレゼン画像をコンビニで印刷した、世界で一点限りの品も展示します。ぜひ、遊びに来てね～～～～！
※このやり取りは半分フィクションです。
記事の編集は皆でワイワイ行いました。
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