エンタメ作品における妹の種類

こんにちは、黒崎颯です!
突然ですがみなさんは妹、好きですか?
エンタメ作品にはこれまで多くの妹達が登場してきました。
今回はエンタメ作品における妹の種類について語りたいと思います。



実妹

妹に種類がある?
そう疑問に思われた方もいると思います。
細かく話始めると長くなってしまうので、今回は3種類の妹についてお話ししたいと思います。
まずは実妹について。
血の繋がった実の妹とのいけない関係。
妹ものの原点はここにあります。
実妹との恋愛でポイントになるのは、やはり血のつながりしょう。
実の家族に抱いてしまった許されない気持ち。
そこから生まれる葛藤は計り知れません。
多くの作品で、主人公達はこの葛藤を乗り越え妹と結ばれてきました。
この主人公の多くは妹を恋愛対象として愛する気持ち以前に、兄として妹を愛しています。
つまり、シスコンです。
逆に言えばシスコンでも無い兄が、妹に恋愛感情を抱くのはなかなか難しいのでは無いかと思います。
読者の多くは、現実の世界では許されない関係だからこそ、創作の中で行われる兄と妹の恋愛模様に多くの人は燃えるのではないでしょうか。

代表作:「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
    「魔法科高校の劣等生」

義妹

続いては義妹、つまり義理の妹です。
先ほどの実妹との大きな違いは血のつながりが無いということです。
これだけで恋愛のハードルは一気に下がりますし、実妹と違い話の自由度が一気に増えます。
例えば、両親から突然「実は2人は本当の兄妹じゃないんだ」と告げられるパターン。
これは今まであまり意識してこなかった、もしくは意識していた兄妹の距離間が変わり、恋愛に発展していきます。
その他に、親が再婚し「今日からあなたたちは兄妹ね」と告げられるパターンです。
こちらではクラスメイトが急に妹になったり、突然家族になった妹と少しずつ関係性を築いていく中で恋愛に発展していくなど、色々なストーリを描くことが可能です。
個人的な意見ですが、ここ最近は実妹よりも義妹との作品が多いようにも感じています。
そこには前述のように話の広げやすさも影響しているのかもしれません。

代表作:「義妹生活」
    「カッコウの許嫁」

攻略対象ではない妹

妹というのは、必ずしも兄と結ばれるというわけではありません。
実妹でも義妹でも、エンタメ作品では普通の兄妹として登場することも少なくありません。
この場合の妹は、物語の主人公である兄を叱咤したり、助言をし導いてあげたりと主人公の行動に大きな影響を与えられるキャラクターとなります。
家族として一番近くにいるからこそ、妹からの言葉は兄の心に深く刺さります。
それはどんなに仲が良くても悪くても、兄というのは妹からの言葉を無視することが出来ないからです。
家族という必ず関わらなければいけない存在なので、より自然に主人公と会話することが出来るため、とても便利な存在とも言えるでしょう。

代表作:「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
    「青春ブタ野郎シリーズ」

まとめ

兄妹というのは、ある意味で最も近い同年代の異性となります。
そんな2人が同じ屋根の下で生活を共にしていて、何も起こらないはずがありません。
妹であるというのはそれだけでキャラクターとして強みになります。
通常のヒロインとはまた違った、唯一無二ヒロイン。
それが妹なのです。

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