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『アメリカの輸入相手国の1位がメキシコになった』というニュースを読んで

パンデミックの最中、マルコ・ビジャレアルはキャタピラーのメキシコ総責任者を辞任し、中国からメキシコへの製造業移転をサポートするビジネスを立ち上げました。彼は中国の全地形対応車メーカー、ヒスンのためにメキシコのサルティーヨに1億5200万ドルの製造施設を設立しました。米国と中国の間の貿易緊張の高まりと、メキシコの地理的・経済的利点が、メキシコを製造業の代替地として魅力的にしています。

新しいデータによると、メキシコは20年ぶりに中国を超えてアメリカの最大の輸入源となりました。アメリカと中国の貿易赤字は大幅に縮小し、アメリカは他の国々からの輸入に切り替えました。この変化は、貿易緊張、トランプ政権による関税、そしてバイデン政権によるこれらの政策の維持によって部分的に引き起こされました。また、地政学的リスクと米国の気候法案も、メキシコや韓国のような国々への投資増加を促しています。

メキシコと韓国は、低関税と安定した貿易関係を提供することで、米国市場への輸出が増加しました。特に韓国は、電気自動車のバッテリーとコンポーネントの製造で米国の新しい気候法案から恩恵を受けています。このような動向は、企業が中国に代わる製造拠点として他の市場を模索していることを示しており、地政学的考慮事項が貿易パターンに影響を与えています。

日本の貿易について


2019年から2022年の日本の貿易輸入国ランキング

中国、アメリカ、オーストリアが1位、2位、3位と言ったところで、大幅な変化はないですが、輸入額は2022年に118兆円と100兆円を超えました。

気になったこと

世界情勢の不安定化という地政学的要因と国内生産への回帰や海外企業の工場を日本に誘致するという動きの関係性に関して、日本もあるのかなと調べてみたいと思いました。