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実は「働き方改革」によく効く、2つのポイント

一度は働き方改革に失敗したものの、そこから原因を探って“本質的な改革”を成功させた、NOKIOO代表取締役、小川健三さんのインタビュー第2弾を公開しました。聞き手は沢渡あまねさん。

今回のお話の中で共感したのは、この2つ。
・「対等な関係」になれない会社とは縁を切る
・働き方改革が進まない会社は「やらないことを決められない」

対等に話せない相手と仕事すると、改善に向けた生産的な話がしづらいだけじゃなく(この手の話は往々にして痛みを伴うので...)、搾取されるようなことが起こりがちだから良くないかなぁと。

「やらないことを決められない」ことの問題は、もはややらなくていいことをいつまでもやり続けるムダが「人の大事な時間」を奪うところと、「これまでやってきたこと」の上に「新しくやること」が加わって仕事が一向に減らず、スタッフが疲弊するところ。その上、「早く帰れ」なんて言われた日には...

――以下、記事より――

 実は、ノキオスタイルの一つの考え方として「やらないこと宣言」をしているんです。「社内資料は印刷しない」「テレアポはしない」といったようなことです。

 「このルールは既に意味を成さなくなっている」「このルールは成果に直結していない」というものが「昔からある」という理由だけで残っているのはおかしな話ですよね。

 例えば前職で「営業はテレアポが基本だ」といわれてきたのですが、僕としては成果が上がっている実感がないし、何より疲弊するばかりだったんですね。だから思い切って「テレアポを辞めよう」と宣言したんです。

 すると面白いことに、「それをやらないなら、代わりに何をやって成果を出すか」というところに頭を使うようになる。すぐには出てこないかも入れないけれども、考えるようになるんです。

 もちろん、ちょっと油断すると、ふと「このリストに電話すればいいじゃない」という悪魔のささやきが聞こえてくる(笑)。でも、それを振り払って1週間くらい考え続けると、いろんなアイデアがわいてきたのです。


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後藤祥子
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