後藤祥子

元ITmediaエンタープライズ担当編集長。2020年からフリーランス。前職では記者、…

後藤祥子

元ITmediaエンタープライズ担当編集長。2020年からフリーランス。前職では記者、編集者、コミュニティーマネジャーを担当。モットーは「変化の時代に正しい選択をするのに役立つ情報を発信すること」。

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後藤祥子の仕事【2015年8月~2024年10月まで】

はじめまして。ITmediaエンタープライズ編集部で担当編集長としてメディア運営をはじめ、特集企画、イベント企画、インタビュー、編集、コミュニティー運営を担当していた後藤祥子です。2019年にアイティメディアを卒業し、2020年からフリーランスとして独立。「実務者による実務者のためのメディア」Darsanaを中心に、「変化の時代に正しい選択をするのに役立つ情報を発信する」ことをモットーに取材活動をしています。 記事を通じて成長企業の取り組みを可視化し、変化の時代に本質的な取

    • なぜ、「誰も幸せにならないシステム」ばかりが生まれてしまうのか

      システム開発プロジェクトと聞くと、いくつもの失敗談や嫌な思い出が頭をよぎってつらい気持ちになる——。システム開発に関わった人のほとんどは、そう思っているのではないでしょうか。 システムは本来、“人が人にしかできない作業に集中できる環境”を提供したり、ビジネス課題を解決するための洞察やヒントを得られるようにしたりするためのもの。しかし、それを関係者が分かっていながら、開発途中のもめごとが絶えず、誰も幸せにならないシステムができてしまうのはなぜなのでしょうか。責任感がある人ほど

      • なぜ、文部科学省は中央省庁の中で「フルクラウド化一番乗り」ができたのか?

        2022年1月から、中央省庁でいち早くフルクラウドのシステムを導入する文部科学省の取り組みについて、同省 大臣官房政策課 サイバーセキュリティ・情報化推進室長の坂本秀敬氏に取材させていただきました。BJCCさまのインタビュー記事です。 些細なことまでが法律や政令、省令で規定され、簡単にルールを変えられない中にあって、いかに改革を諦めず、さまざまな工夫を凝らして「変えられるところから変えていく」という坂本氏の姿勢は、一般企業の方々の参考にもなるのではないかと思います。 坂本

        • 「脱・丸投げ」は不可欠——DX時代、企業とSIerの「理想の付き合い方」とは

          企業が本質的な改革を進めようとする時、パートナーとしてどんなSIerと組めばいいのか——。こんなテーマで開催したイベントの動画記事を公開しました。 本質的な改革を進めるためには(1)企業がITの主権を取り戻す(2)受注側と発注側が対等な立場で議論し、最適解を見つけていく(3)部門の枠を超えたフラットなワンチームで臨む ということが欠かせません。 こうした改革を進めようと思った時に頼りになるのはどんなパートナーなのかを、ジョイゾーCEOの四宮靖隆さんにお聞きしました。動画の

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        後藤祥子の仕事【2015年8月~2024年10月まで】

        • なぜ、「誰も幸せにならないシステム」ばかりが生まれてしまうのか

        • なぜ、文部科学省は中央省庁の中で「フルクラウド化一番乗り」ができたのか?

        • 「脱・丸投げ」は不可欠——DX時代、企業とSIerの「理想の付き合い方」とは

          なぜ、「やる気がなくなる働き方改革」ばかりが横行するのか

          技術評論社さまと沢渡あまねさんのご厚意で、沢渡あまねさんの書籍「バリューサイクル・マネジメント 新しい時代へアップデートし続ける仕組みの作り方」の一部をDarsanaに転載させていただくことになりました。 働き方改革が叫ばれて久しいにもかかわらず、本質的な改革がなかなか進まない理由を分析した「はじめに」の部分を掲載しています。 ・残業は減ったものの(「減らされた」を含む)、職場の雰囲気が悪くなった ・多様な人材を採用したものの、旧態依然の働き方や同調圧力が足枷となって辞め

          なぜ、「やる気がなくなる働き方改革」ばかりが横行するのか

          経営陣の「やりたいことリスト」にセキュリティは入っていない

          「経営陣は各々『自分がやりたいことリスト』を持っているのですが、その中にセキュリティが入ることはまずありません。そこに対して、いきなりテクノロジーカットでセキュリティの重要性を説いて、無理やりリストの中に含めてもらおうと思っても、まず理解してもらえません」 これは、2021年7月に実施したセキュリティイベントの中で出た、アサヒグループホールディングスのシステム統括部マネジャー、清水博氏の名言です。 多くのセキュリティ担当者が「いくら経営陣に説明してもセキュリティ投資の重要

          経営陣の「やりたいことリスト」にセキュリティは入っていない

          経営陣に「IT投資を説得できない」最大の理由

          AnityAが開催したIT部門向けのセキュリティイベント「『セキュリティよりもデータ活用に投資しろ』と言われたら? 経営陣を納得させるセキュリティ投資の説得術」のレポート(前編)を公開しました。 飲料大手アサヒグループHDで、グループ全体のITアーキテクチャ設計を担当する清水博さんをゲストに迎え、ビジネス部門とIT部門の両方を経験した立場から「どんなアプローチをすれば経営層に響くセキュリティ投資の説明ができるのか」をお話しいただきました。 ポイントはいたってシンプルで、「

          経営陣に「IT投資を説得できない」最大の理由

          戦いから「ダイバーシティへの理解」は生まれない

          森元首相の発言からダイバーシティに関する話題が盛り上がっている中で思い出したのが、「北風と太陽」の話です。 「これが間違っている」「こういう考え方はダメだ」という声を発するのはもちろん大事なことなのですが、これって限りなく「北風アプローチ」に近く、「間違っていることを分からせる」という戦いのイメージがつきまといます。 そもそも、「人の考えを他人が変える」なんてことは、よほどのことがないとできないし、たとえ相手がその場で分かったような気になったとしても、実行に移すかどうか、

          戦いから「ダイバーシティへの理解」は生まれない

          コロナ禍の今こそ、コミュニティに参加すべき理由

          BJCCさまのインタビュー企画の最新記事が公開されました。話をお聞きしたのは京王電鉄でデジタル戦略推進部長をつとめるとともに、複数のコミュニティの運営に携わっている虻川勝彦さんです。 「コミュニティのことを記事にするなら、虻川さんにインタビューしたい」とずっと思っていました。なぜなら…… 前職でエンタープライズ 編集部に異動した時、この分野についての知識が足りなかったので、とにかくコミュニティや勉強会に出まくって情報を仕入れていたのですが、行く先々で虻川さんにお会いするん

          コロナ禍の今こそ、コミュニティに参加すべき理由

          コロナ禍による「半ば強制的な働き方改革」で分かった「まずはやってみること」の重要性

          BJCCさまのインタビュー企画の最新記事が公開されました。今回、話をお聞きしたのは、『Business Insider Japan』の統括編集長を務める浜田敬子さんです。 浜田さんの「企業がコロナ禍に伴う“半ば強制的な働き方改革”を押し進めたことは、さまざまな気付きをもたらし、さらなる変化のきっかけになる」というコメントは、とても共感できるものでした。 コロナ禍に伴う緊急事態宣言は、企業がなかなか推進できなかった「全社フルリモートワーク」という働き方を、半ば強制的にやらざ

          コロナ禍による「半ば強制的な働き方改革」で分かった「まずはやってみること」の重要性

          コロナ禍で加速する企業の二極分化、何が「成長と衰退」を分けるのか

          BJCCさまのインタビュー企画の最新記事が公開されました。話をお聞きしたのは、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズのVP、 白川 克さんです。 個人的に刺さったポイントは3つ。1つは「“やらされ仕事をしている企業”と“オーナーシップを持って仕事をしている企業”の差が顕著になっているのではないか」という点。最近、IT業界やビジネス業界のリーダーの方々に取材すると、「企業の二極化が進んでいる」という話が出ることが多いんですよね。その原因は、まさにここにあるのではないかと思っ

          コロナ禍で加速する企業の二極分化、何が「成長と衰退」を分けるのか

          「こっちがお金払っているんだから……」 そんな現場がうまく回るわけがない

          データのじかんさまの対談企画の最新記事が公開されました。今回、話をお聞きしたのは、コロナ禍に伴う働き方改革であちこちの企業から引っ張りだこの、沢渡あまねさんです。 沢渡さんの講演や記事がたくさん出ている中、差別化するにはどんなテーマがいいだろう、と考えた時に思い出したのが、以前、沢渡さんとNOKIOO CEOの小川健三さんの対談を担当した時に、沢渡さんからお聞きした次の言葉でした。 「『取引の関係』は、基本的には『上下関係』で成り立っていて、対等ではない。自分たちが格上だ

          「こっちがお金払っているんだから……」 そんな現場がうまく回るわけがない

          受発注に「上下関係」を持ち込むと……

          データのじかんさまの対談企画の最新記事が公開されました。今回、話をお聞きしたのは、データセントリックなシステム企画を信条にしているITアーキテクトの中山嘉之氏です。 今回の対談の中で、個人的に最も重要なポイントじゃないかと思ったのは、エンタープライズITにかかわる「ユーザー企業のIT部門」「ソリューションベンダー」「SIer・コンサル」の3者の関係性がフラットじゃないとプロジェクトがうまくいかない——というところ。 もちろん、誰かがリーダーシップを取る必要はあるのだけど、

          受発注に「上下関係」を持ち込むと……

          実は「働き方改革」によく効く、2つのポイント

          一度は働き方改革に失敗したものの、そこから原因を探って“本質的な改革”を成功させた、NOKIOO代表取締役、小川健三さんのインタビュー第2弾を公開しました。聞き手は沢渡あまねさん。 今回のお話の中で共感したのは、この2つ。 ・「対等な関係」になれない会社とは縁を切る ・働き方改革が進まない会社は「やらないことを決められない」 対等に話せない相手と仕事すると、改善に向けた生産的な話がしづらいだけじゃなく(この手の話は往々にして痛みを伴うので...)、搾取されるようなことが起

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          自覚がないまま「昭和なマネジメント」で社員を苦しめていた社長の「働き方改革」奮戦記

          「働き方を変えたい!」という強い意志を持って改革に臨んだものの、気付かぬうちに“昭和なマネジメント”で社員を苦しめていた――。そんな経験をバネに、強い気持ちで改革をやりきったNOKIOO(ノキオ)の代表取締役、小川健三氏にインタビューしました。聞き手は、働き方改革の専門家として知られる沢渡あまねさんです。 「本気の働き方改革」を進めるリーダーが遭遇した挫折、抵抗、失敗、そして苦労の末に得られる成果を、生々しく語っていただきました。改革の渦中で苦労しているリーダーなら、きっと

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          「大量離職に悩む会社」の人材流出を止めたITの力

           「雇用した人材のおよそ4割が、1年以内に辞めてしまう」という状況を、AIと統計ツールを使って改善したソラストさんに取材しました。仕事に必要な適性を調べて「合致する人」を採用するために「統計ツール」を、面談のコメントから「辞めそうな人」を予測してケアするために「AI」を使っています。  AIと統計ツールを使い分けたのには理由があり、そこがこのプロジェクトを率いる菊池雅也さん(HR tech推進部 部長)のすごいところ。自らAIや統計ツールの使い方を学び、「真の改善につながる

          「大量離職に悩む会社」の人材流出を止めたITの力