日ハム二軍が染髪を原則禁止にすることについての個人的所感

2024年3月15日、道新スポーツのコラムからこんな情報が明らかとなった。

2軍チームで改革が始まる。これまで選手の自主性に任されていた髪型に、メスが入ることになった。イースタン・リーグが開幕する16日から、茶髪などの染髪が原則、禁止になる。

(中略)

実績ある選手であろうと、例外は認めない。指揮官は「もう2軍にいる選手は全員です。ベテランも関係なく。茶髪にしたいのであれば、1軍に行きなさいという、大きな2軍のチームの方針を決めて、やっていこうということです」と断言した。

《ハム番24時》3月15日 | 道新スポーツ | DOSHIN SPORTS

要するに、

  • 今後、北海道日本ハムファイターズの二軍内では染髪が禁止となる。

  • ベテランだろうが誰だろうが、とにかく染髪禁止!

とのことである。

今回のブログでは、この施策について個人的な感想を述べていく。

一軍帯同中の二軍登録選手についてはどうなるか?

……流石に、「公示の上では二軍登録になっているけど一軍帯同はしている選手」まで染髪禁止にはしないよね???するなら流石にルールが厳しすぎるぞ!

特に「一軍では主に先発ローテの谷間を担っている」選手なら、次回登板まで日が空き、その日数によるがそれにより時折二軍登録となり、しかし二軍でやることはないので一軍帯同することもよくあるだろう。
そういう選手まで流石に染髪禁止にはしないよね?と予想している。二軍の試合に出場する可能性が少しでもあるならともかく、一軍帯同を続ける二軍登録の選手にまで染髪を禁止していたら、当該選手の髪が度重なる黒染めで髪が相当に痛みそうだ。


二軍の環境が緩んでいるから染髪禁止を実施するのか?

一旦ちょっとだけ関係ない話になるが、2024年度春季キャンプの中継にて、解説者が二軍の守備練習に対して苦言を呈するシーンがあった。
(※ちなみにその解説者は岩本勉さんなので、苦手な方は逆に以下の動画を見ないようにしてください)

日ハムは選手の個性や自主性を重んじ、やりたいことをノビノビとやらせる育成方法でこれまで選手を育ててきた。しかし、そのやり方にも限界が見えたのだろう。

たぶん、今の日ハムの二軍には、自主性に欠けた若手選手が多くなり、結果として二軍の環境が緩んできているのだと思う。

従来の育成方法では二軍の緩んだ空気の改善に至る見込みがないと判断し、「じゃあ、もう目に見える形で一軍昇格へのモチベーションを上げさせないとダメだ!」と考えたのではなかろうか?そのモチベーションの上げ方が「二軍にいる間は染髪禁止」なのではないだろうか。

……染髪に興味のない選手にはあんまり効かないとは思うんですけれどもね。


地毛が黒髪じゃない選手どうするよ問題

日ハムには助っ人外国人以外で地毛が黒髪ではない選手がいるかどうかは知らないが(シンプルにマジで知らないので、もしそういう選手がいたら是非教えてください)、いるとしても、結局当該選手にも黒染めさせるのだろうか?
巨人ヤクルトレベルで黒染めを徹底させるこなら、地毛が黒髪以外の選手だろうが黒染めさせるんだろうなぁ……。巨人ヤクルトレベルで染髪禁止を徹底するならそれはそれで別にいいけれど、髪傷みそうだなぁ……。


そんで染髪禁止は賛成派なのか反対派なのか

私の答えは「あんまり賛成したくないけど、染髪禁止の実施を決めたからには細かいルールも徹底して練ってね」だ。細かいルールを練ってないと、「俺がダメでアイツがこうしてるのはいいのかよ!」が頻発しかねないからである。
これまで放任主義的な育成方法を貫いてきた日ハムが、二軍限定とはいえ「染髪禁止」というルールを設けることになったのはちょっと残念ではあるけれど。「個性重視の日ハムが個性を潰すルールを設けたから」と「そこまでしなければいけないほどに恐らく二軍の環境が緩んでいるから」という理由で。

結局これが一番言いたかったがためにこのブログを書いたところはある

ところで、二軍の選手に染髪を禁止させるなら、流石に二軍の監督やコーチも全員黒髪にすべきだろう。というかするよね?でないと、二軍の選手に対して示しがつかないし。


じゃあ、もしかしてあの金子千尋二軍投手コーチの黒髪姿を拝めるかもしれないってことですか??????


……たった今、日ハム二軍の染髪禁止ルールについて、全面的に賛成派となりました。黒髪の金子千尋さん、正直ものすごく見たいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?