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ライオラ代理人がホーラン移籍の噂を再び煽る

ホーランとドルトムントの契約は2024年までとなっており、7500万〜8000万ユーロ(一部メディアでは1億ユーロとも)と言われる契約解除条項が有効となるのは2022年夏からとになってからと報じられている。

ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDがホーランの今夏の移籍の可能性を否定している。

だが、それにもかかわらず、ミノ・ライオラ代理人はスペイン『AS』のインタビューに答え、ホーランの今夏の移籍の噂を再び煽っている。

ライオラ代理人のコメント

― ホーランとはどのようにして出会った?
「テレビで彼を初めて見た。モルデ時代だ。そして、私からアタックした。それが私のやり方だ。私はあまり恋をしないのだが、ある人を見て気に入ったら、『この人だ』と言うよ」

実際ホーランはどんな人物?
「すべてのスター選手がそうであるように、まずサッカー、そして他のことはすべて二の次だ。それ以外の道はない。クリスティアーノ・ロナウド、イブラヒモヴィッチ・・・彼らは皆、サッカーを人生の中心に据えている。ホーランはドルトムントにどんなレストランがあるか知らないし、彼は上達するために多くのことを学んでおり、ハードなトレーニングを行っている。結局のところ、私にとって偉大なチャンピオンとは、最もシンプルな人々なのだ。そして、そばに良い人物がいることは重要だ。それは、人間関係を作るための基本となる」

― ホーランの父親とのスペイン訪問(バルセロナとマドリード)は驚いたが・・・?
「この旅行の理由を話しても、あなたは信じないだろう。ホーランの父親はマルベージャに行かなければならず、彼は旅行をしたかったんだ。私も(バルセロナ新会長に就任した)ラポルタへの祝辞とマドリードに行かなければならない用事があったので、我々はこれらのことを一度に同時に行ったまでだ。私が旅をしても、99%は誰も私の居場所を知らないんだがね」

― 宣伝のためのツアーのようにも見えたが・・・
「不思議なのは、バルセロナにはプライベートターミナルがないことだ。あそこには24時間パパラッチがいる。彼らは女優を待っていたのだと思う。スポーツ選手を狙うパパラッチではなかった。だが、私も何も隠すことはない。バルセロナのディレクターや、(レアル・マドリードのGM)ホセ・アンヘル・サンチェスとはよく話をしている」

― ホーランとはどこでプレーしたいか話した?
「いいえ、今はまだ話してほしくない。私の頭の中ですべてのことがはっきりして、メニューを作って、皿の上に『これとこれとこれがある』と置くことができるようになってから、彼は私に言うべきだ。しかし、今はそれができない。今日わかっているのは、ドルトムントが我々と真剣に話し合い、こう言ったということだ。『我々は(今夏に)売る気はない』とね。これは確かなことだ」

― 今夏にホーランを売りたくないと?
「それが彼らの言い分だ。さて、あとはこの考えが9月1日まで続くかどうかを見てみよう。まだわからないし、確かに様々なことが想像できる。今日、ドルトムントの公式見解はこうだ。だが、私にはもうひとつの(代理人という)立場がある。良い機会があり、皆が幸せであれば、それをテーブルの上に置くことになると思う」

― どうすれば適切な退団時期を見つけられる?
「それは誰にもわからない。留まるのもリスク、去るのもリスクだ」

― でも、退団の可能性はオープンだよね。
「それは私の頭の中にはあるが、ドルトムントの頭の中にはない」

― 2022年夏にホーランの退団を容易にするような契約(契約解除条項)はある?
「いいかい、私のエージェント会社には法律事務所のようなルールがある。サッカー選手が私を信頼してくれれば、彼の人生に起こることはすべて我々に筒抜けになる。もし彼がそれについて話したければ、彼は自由に話すことができる。だが、私はできないし、したくもない。なぜなら、それは重要なことではないからだ」

― そうだろうか?
「どんな条項よりも重要なのは、選手が望んでいるかどうかだ。イブラヒモヴィッチには条項がなかったし、ポグバにもなかった。スペインでは4億ユーロの契約解除条項があるよね?」

― でも、もし2022年に何らかの条項が設定されていたら、ドルトムントは今夏に彼を売って、より多くのお金を手に入れたいと思っているはずだ。
「それはドルトムントに聞いてみないとわからないね」

― ホーランはプレミアリーグとラ・リーガのどちらに興味がある?
「ホーランは2つのことに興味を持っている。彼はクリスティアーノ・ロナウドやズラタン・イブラヒモヴィッチと似ている。まずゴールを決めること、そしてタイトルを獲得したいと思っている。そして彼は間違いなく、その2つの可能性が最も高くなる場所を選ぶだろう。嘘をつくのはとても難しいことだ。バルセロナやレアル・マドリードのように、歴史があるビッグクラブが来れば、断るのは難しいだろう。パリ・サンジェルマンはこの偉大なグループに入りつつあり、マンチェスター・Cもそこを目指しているし、ユヴェントスは常にそこにいる。また、彼らがプレーする国内リーグも重要だ。パリ・サンジェルマンは欧州5大リーグの中でも最悪のリーグでプレーしている。バイエルンはすでに魅力的なリーグにいるが、彼らが常に優勝していることは知っている。スペインには3つの選択肢がある・・・」

― レアル・マドリードにホーランを買う余裕がある?
「彼らの財務状況を調べたわけではないのでわからない。でも、できると思うよ。誰もが彼を買う余裕があると思う。だが、問題は別のところにある。レアル・マドリードはホーランを買わない余裕があるのか?そしてバルセロナは?」

― バルセロナはもっと難しいだろうね。
「複雑だが、不可能ではない。それがクラブマネージャーの仕事だ。それはクラブにとっても、選手にとっても同じだ。電車が通り過ぎて、あなたは何をするか?あなたはそれに乗るのか、乗らないのか?それが大きな問題なんだ」

― レアル・マドリードは今夏、エンバペを狙っているようだ
「ビッグクラブにとっての問題はこれだ。エンバペの契約はあと1年残っている。パリ・サンジェルマンができることは2つだ。ドルトムントが数年前にレヴァンドフスキにしたように、彼を売らずに(翌年に)フリーで移籍させるという、非常に勇気ある姿勢をとるか、あるいは今すぐに彼を売るかだ。それはクラブや選手による・・・」

― しかし、もしホーランの将来がレアル・マドリードでなければならないとしたら、それはエンバペの去就も少なからず影響してくると言えるだろう。
「サッカー選手の将来は、他のサッカー選手に左右されることはない。自分自身にかかっているのだ。ビッグクラブでは、メッシとネイマールが一緒にいても共存できるし、ロナウジーニョが他の偉大な選手と一緒にいても共存できることを知っておかなければならない。ホーランがエンバペと一緒でも、そうでなくてもね・・・偉大な選手はいつも一緒にいるものだ」

― ホーランは、自分がビッグクラブに加入する準備ができていると思う?
「彼だけでなく、誰もがそれを理解していると思う。彼はそれを証明した。そして、ビッグクラブが自分を追いかけてきて初めて、ビッグクラブに入る準備ができるのだ。移籍市場の声に身を任せるしかない・・・」

― そして今、市場は何と言っている?
「彼は準備ができている」

― いくつのチームから電話があった?
「14のビッグクラブが彼を欲しがっている。今は彼にとって最良の選択肢を見つけることが重要だ」

― 一番お金を払ってくれるところに行く?
「いいえ、そうではない。私の仕事は、選手の経済的リターンを最大化することだが、それは重要なプロジェクトでなければならない。将来のためのアイデアやプロジェクトがなければ、そういう選手を買うことはできない。この点で、レアル・マドリードと新生バルセロナは大きく変わった。なぜなら、彼らはキャリアの短い選手をたくさん買っていた時期があったからだ。(その結果)彼らは早々に退団してしまった。選手のローテーションが早すぎたのだ」

― レアル・マドリードは今、重要な時期にあり、チームを再構築しなければならない。
「そして、しっかりと選択することが重要だ。良い価格で買うことと同じくらい重要だ。そうでなければ、数年間の問題を抱えることになる。レアル・マドリードが行うその変化は今後10年続かなければならず、だからこそ非常に若いホーランのようにエリートでの経験を持つ若い選手を買う必要がある。それはエンバペも同じだ。しかし、彼らを買うチャンスは一度しかない。今は、今後10年間、彼らを買うチャンスがあるのだ。クリスティアーノ・ロナウドやメッシでもそうだった。彼らが素晴らしいチームにいる時、彼らは手放さないのだ」

― ホーランの一番の魅力は?
「スカンジナビア人である彼は、いつもイブラヒモヴィッチに憧れていた。ズラタン(イブラヒモヴィッチ)は北欧諸国のために多くのことをしてくれた。そこにスター選手がいないのは、国自体が彼らを受け入れていないからだ。彼らは礼儀正しく、穏やかだ・・・。マルメにフェラーリを乗り入れることはできない。そして、ズラタンはそこに住む人々に、自分が何にでもなれることを教えたのだ。ホーランはそこから学んだ。彼は自分が何にでもなれることを知っている」

参照:5月2日、AS

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