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ラングニックとシャルケの真実

シャルケに影響力のある財界&政界のグループが、ラルフ・ラングニックをシャルケのスポーツ部門責任者にするために動いている。

『キッカー』の情報によれば、このグループが掲げる目標は3つある。

①ラングニックという強烈な個性をスポーツ部門責任者にすること
②スポーツ部門を早期に切り離すこと
③シャルケのマネジメント部門の人材を全面的に入れ替えること

ラングニックは過去2度にわたって、シャルケで監督を務めた(04年9月~05年12月、11年3月~11年9月)。

ラングニック復帰に関しては、シャルケファンも喜びの声を上げており、オンライン調査では50000人以上のファンが即時の契約締結を要求しているようだ。

しかし、シャルケにとってこれは簡単なことではない。

それどころか、非常に複雑な問題であるのだ。

なぜなら最終決定は、シャルケに影響力のある財界&政界のグループではなく、現在の監査役会によって行われるからだ。

現在の監査役会は、まだリーグ残留の望みがあった今年1月に、元会長のクレメンス・テニース氏(財界&政界のグループには含まれていない)からの数百万ユーロの援助を拒否した人たちである。

そして、現在の監査役会は、ラングニック氏ではなく、ライプツィヒでスポーツディレクターを務めるマルクス・クレーシェ氏を招聘しようとしていたようだ。

『ビルト』の情報によれば、ブフタ会長は、監査役員のフーブ ・スティーブンスと共に、すでに3月7日にクレーシェ氏と話し合いの場を持ったという。

『ビルト』を通じてラングニック招聘の話題が出た時、シャルケ監査役会では大きな論争が起こったと言われている。

なお、ライプツィヒのクレーシェSDは公の場で「私は候補者にはならない」と語っており、シャルケ移籍の噂を完全否定している。

もちろん、ラングニックはシャルケにとって理想的な選択である。

『キッカー』の情報によれば、スポーツ部門責任者としてラングニックを復帰させることに関して、基本的には監査役会の誰もがあまり悪くないアイデアだと見ているという。

月曜日(15日)には、監査役会がラングニックの代理人であるマルク・コシッケ氏と接触したことを認めている。

ラングニック本人も同職に就く用意はあるのことだが、まだ完全に合意が取れているわけではない。

ラングニックの代理人を務めるマルク コシッケ氏によると、具体的なオファーはまだないという。

ラングニックはすでに、ホッフェンハイムやライプツィヒをアマチュアリーグの底辺からブンデスリーガに導いている。

だが、そこには豊富な資金としっかりとした組織があった。

現在のシャルケにはそのどちらもない。

現在、シャルケは2億ユーロ以上の負債を抱えている。

そして、テニース氏が会長職を辞任した後は、クラブをまとめる人は誰もいない。

なお、ラングニックにはヨアヒム・レーヴ監督の後任として、ドイツ代表監督就任の噂も上がっている。


参照:kicker、Bild

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