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7500人の観客動員決定から一転、ブンデスオープニングマッチは無観客に

水曜日(16日)の午後6時27分、ミュンヘン市とバイエルンは20/21季のブンデスリーガ開幕戦バイエルン対シャルケ戦の観客動員数を7500人と発表した。
 
しかし、急転直下、木曜日(17日)の午後1時48分、ミュンヘン市はアリアンツ アレーナへのファンの入場を禁止することを発表。

これによって、20/21季ブンデスリーガのオープニングマッチは無観客試合となることが決定した。
 
ドイツ連邦政府と各州政府は火曜日(15日)、10月末までの6週間、すべてのスタジアムで“試験的に”観客を動員することを認め、1000人を超える観客数の最上限はそれぞれの会場の最大収容人数の20%までと決められていた。

ただし、ミュンヘン市は慎重な姿勢を崩さず、収容人数の10%(7500人)に留めることでバイエルンと合意していた。
 
今回の決定は、現在ミュンヘンでコロナ感染者が増加していることが理由だ。

ロベルト コッホ研究所によると、ミュンヘンの過去7日間における住民10万人当たりの新規感染者数が、水曜から木曜にかけて34人から47.6人に急上昇したとのこと。

この数値が35人未満でなければ観客の再動員は認められない。
 
なぜ急にこれほど数値が上がったのか?

過去7日間における住民10万人当たりの新規感染者数は、ロベルト コッホ研究所が発表した数値を判断基準としている。
 
だが、ミュンヘン市のディーター ライター市長は「ミュンヘンの保健当局が発表している数値は、ロベルト コッホ研究所の数値とは大きくかけ離れていることを何週間も前から警告してきた」と非難。

記事によれば、ロベルト コッホ研究所はミュンヘンの保健当局から1日~2日遅れで数値を受け取っており、このズレの調整が木曜日に行われ、無観客の決定につながったようだ。



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