日記(モテたいぜ君にだけに
君に、だけに。岡村靖幸の詩はかわいい
「鈴木さんめちゃくちゃモテようとしてるー!」と最近一番好きな、一番わたしが明け透けに自分を話している友人が言ってきた。モテようとしている。妻にもこのことを話したところ「文字に起こすと確かにモテようとしている人って感じだね。それで?実際は?」と煽られた。これは私の趣味の話をしていた時のことだった。
私はカメラが好きなバイク乗りである。休日はバイクかちょっといい自転車でぶらっと出かけて写真を撮るなどしている。国内・海外の本や映画が好きで、映画館や美術館に行くことも少なくない。レストランやバーで美味しいものをいただくのが好きだ。家では好きなモルト(スコッチウイスキーのこと)や最近勉強中のワインを飲み、合う料理を自作している。もちろん、カレーはスパイスから作る。
うん。これはモテようとしている。めちゃくちゃにモテようとしている。チャラついた大学生でもここまでしないんじゃないか?というくらいに。いやいやこれは飲食業を選んだ故の職業病で……とか、ミーハーなんですよねぇ……とか言い訳はあるのだけれど。
と、女性の友人に話したところ「結局どれも中途半端で逆にモテないやつじゃーん」と笑顔で刺された。屈託のない良い顔だった。
趣味が中二病なのだ。もうどうしようもない。私の敬愛する大槻ケンヂさんも「覚悟を決めてサブカルで生きることにした」と言っていた。別にサブカルで生きていこうとは思っていないけれど。
わたしの最近できた友人の多くは自分を持っている、自分の芯になるものを持っていて探求する人たちだ。私には無い才能なのだけど、多趣味で浅く広いからこそ良い機能を果たしているところもある。
いやぁ、いろんな人にモテているってのは気持ちがいいねぇ。
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