セージ

コーヒーを生業に、妻の影響で本を読み、友人の影響でカメラが好きに。最近はバイクを好きに…

セージ

コーヒーを生業に、妻の影響で本を読み、友人の影響でカメラが好きに。最近はバイクを好きになりたい。

最近の記事

王様の耳はロバの耳

の、教訓ってなんだと思いますか?てか話を覚えてないのよねわたし。  調べたところギリシャ神がまた人間をおもちゃにしていたようで、可哀想だなぁと涙が止まらなかった。面白いのはオチを王様に持っていっているところだ。自分の非を認めて床屋を許すだとか、自分を受け入れて真実を告げるとか、相手か自分かと向き合ってケリをつけるエンドが多く見られた。へぇ。穴に向かって叫んでいる床屋の尻に蹴りを入れるエンドでもよかったのではなかろうか。きっと床屋が異世界転生して大活躍のハッピーエンドを遂げた

    • 休日に撮った写真が余っているので(日記

        髪を切って公園を散歩した後、「ここのカレー美味しいんですよ」と教えてもらったインドカレー屋さんに行った。正確には同じ名前の別店舗なのだけど、セントラルキッチンのあるチェーン店のような同じ味ではないにしろ近い味だろうと信じて。結果とてもとても美味しかったのだが「カレーはもちろんなんですけどチーズナンが最高なので」とも聞いていて頼んだそれがあまりに巨大で、30代半ばの胃に重くのしかかる代物だった。とはいえ、美味しいのでペロリと食べてしまった。教えてくれた人に感謝を。  血糖

      • 日記(梅まつりの後の公園は

         つつじがとてもきれいでしたね。  散ったつつじが目に入ってカメラを取り出した。花がピークを迎えている時、だいたい散り始めているから困ったものだ。花ばかりに注目しているから感傷的になるのだろうか。花や葉、枝も根も一要素に過ぎないのだし。  霧雨のような天気で午前中ということもあり人が少なかった。もっと控えめな印象の梅の花が咲いていた頃はあんなに賑わっていたのにねぇ。見られてなんぼという訳でもないしね。寂しいなんて私の勝手だよなぁ。  梅の実がなっていた。季節が変わるのは

        • 真っ赤な夕日を見ただろうか

           砂の海で錆びたシャベルを持って、まるで闘うように夢を掘る人がいたらあなたは何と声をかけるだろうか。彼は大切な人のためにお金が欲しく、それが莫大なために石油を掘ろうとしている。「そんなところ掘っても石油は出ませんよ。ほかの手段を探した方が」と言ってもきっと「お前に何がわかる。」とか「金を肩代わりしてくれるのか」とか言われるんじゃなかろうか。わたしが彼ならそう言うはずだ。  ケアの定義の一つとして『その人の大切なものを大切にする』というものがあると聞く。上記の彼は物語が進むと

        王様の耳はロバの耳

          日記(……

             『ゆる言語学ラジオ』を夫婦揃って楽しく視聴している。最近の回でビジュアルシンカーについての雑談があった。  結婚する前から妻に「言語化を迫るな」と怒られることが多々あった。本や映画、美術館などを愛する彼女が受け取った何かを確認したくて突っ込み過ぎて怒られたり。性差による世界の見え方の違いについて、理解したいから始まり理解して欲しいが出てしまって相容れないとなったり。  お互い言語優位な思考パターンだと思っているのだが、二人ともイメージ先行な気もしていて後天的に言語化

          日記(……

          バーンバーンバンバーン

           バーンバンバンバンバーンブレイバーンの感想です。  そもそも私は勇者シリーズが大好きで、太陽の勇者ダ・ガーンを幼少期に見るところから始まり(その時の主人公の少年の名がセイジだったのだ)私も勇者であるという自覚を得、勇者王ガオガイガーまでは真面目に見ていた。好きなのは勇者特急マイトガイン(それまでの勇者シリーズというのはロボットが傷つくとオイルのようなものが血のように滴っていたのだが、平成初期に放送されたこのシリーズでは蒸気機関からよりエコな電気によって世界が調和している…

          バーンバーンバンバーン

          ハズビンホテルの感想

          とりあえず一周したので思いの丈をぶちまけたい。めちゃくちゃいい作品なので全世界の人に見てもらって語り合いたい。ちなみに私の性格の悪さがかなり際立つ感想を書こうとしているので、性格の悪い人や意見が苦手な人、傷つきやすい人に怒りっぽい人は帰ってほしい。 前提どんな話かというと、キラキラ陽キャ女子が地獄を舞台に「地獄だってもっと良い生活があるはず!みんなにだって良心があるはず!セカンドチャンスは必要よ!贖罪の後に良い世界が作れるはずだわ!!!」と悪戦苦闘する話だ。めちゃくちゃ暴力

          ハズビンホテルの感想

          日記(好きクリエイターの好きクリエイト物が好きで……

          ……え?なんておっしゃいました?」  わたしの好きクリエイターが困惑と愛想を8:2でブレンドした笑顔で固まっている。私は特に工夫もなくもう一度繰り返す。「好きクリエイターの好きクリエイト物って良いじゃないですか。」愛想度合いが増した笑顔。それでも真っ直ぐこちらの目を見ている。美しい人は意思が強そうに見えるなぁと思う。ほんのり垂れ目なのが困惑の表情をより魅力的に見せる気がする。  好きクリエイターの好きクリエイト物が好きなのは、あ、つまりわたしが好きなクリエイターの好きな創

          日記(好きクリエイターの好きクリエイト物が好きで……

          日記(ねぇ、秒速5cmなんだって

           中学生のころから続く悪友が毎年、桜が咲くと参宮橋から代々木公園の方まで散歩をしている。聖地巡礼と言うやつだ。いつものマンホールがスタートで、映画の話・セリフを追いつつ今はどう感じるか、当時はどう感じたかなんかを話しながら踏切をあっちに越えこっちに越えしながら歩く。今年は私と妻と3人で歩くこととなった。  駅前のコンビニでビールを買って少年少女が遊ぶ公園でプルタブをカシュッとやることで、ちゃんとしょうもない大人になったねぇと語り合うのが一緒に来た時のお約束だ。悪友している。

          日記(ねぇ、秒速5cmなんだって

          日記(感無量です

          あなたは誰かのファンだろうか。いるならそれはどんな人だろう。私は最近、一回りも下の若者のファンになった。 私はアウトプットが苦手である。カメラが好きで写真はそうでないという自己満足のスタンスや、本の感想もメモや自己対話ですという体ではやれるのだが、純粋に『誰かに届けるために』ではピンとこない。気恥ずかしいだけかもしれない。 なのでアウトプットをうまくできる人に尊敬の念がある。写真がうまいだとか、文章がうまいだとか、他者が得るであろう感覚に誠実であろう

          日記(感無量です

          日記

          あーあ、また失敗しましたね 指を置いた秤は無遠慮な音をたてて下がりきっている。天秤の片側には乗っていたであろう大切なものはどこかに飛んでしまったのか、何もないまま掲げられている 目の前に天秤が運ばれてくる。両側にはそれぞれ大切なものたちが乗っていて、自由に動き廻っているのでまるでシーソーのようだ。安定させなくてはと試みるも、いつも最終的にはどちらの秤の上も無事ではない。 では片付けておきまーす ろくに結果も確認できないまま、片付けはなさ

          日記(やりたいことをしてお金を

          稼げたらいいのに

          日記(やりたいことをしてお金を

          日記(モテたいぜ君にだけに

           君に、だけに。岡村靖幸の詩はかわいい 「鈴木さんめちゃくちゃモテようとしてるー!」と最近一番好きな、一番わたしが明け透けに自分を話している友人が言ってきた。モテようとしている。妻にもこのことを話したところ「文字に起こすと確かにモテようとしている人って感じだね。それで?実際は?」と煽られた。これは私の趣味の話をしていた時のことだった。  私はカメラが好きなバイク乗りである。休日はバイクかちょっといい自転車でぶらっと出かけて写真を撮るなどしている。国内・海外の本や映画が好き

          日記(モテたいぜ君にだけに

          日記(お客さんに電車が好きな人がいて

           週に一度だけある休日はどうにか楽しもうという気持ちでいる。  本来やらなければならない事と楽しみたい気持ちを天秤にかけ、とりあえずやらなければならない事を片付けてしまえばいいのに、心の負債を溜め込みつつ楽しもうとするから良くない。勤労だけでいっぱいいっぱいだ。早く納税(確定申告)の義務を果たし、教育(家庭)の義務も果たして日本国民として正しい人間になりたい。  お客さんに電車が好きな人がいて、その人は写真も撮る人で「いわゆる撮り鉄も種類があって、電車の細部がきちんと写っ

          日記(お客さんに電車が好きな人がいて

          日記(出勤中に遅刻してでも、と)

          カメラを取り出したくなるような、雪でしたね。 冬はつとめて 最近なんだか早起きになってしまって6時台に目が覚める。 たいていは二度寝の幸せを夢の中で噛みしめるのだけど、目がさえてしまうこともしばしば。 火桶を持ってくるような従者を持たない私は、なかやまきんに君のYoutubeを流しながら一緒にスクワットをして身体を温める。彼の「太陽ー!」という歓喜の叫びを聞き、適度な疲労と心地よさのなか朝の仕度をする。太陽というのはイメージするだけでも心が温まるから不思議だ。 少しくらい

          日記(出勤中に遅刻してでも、と)

          日記

          梅の紅さ、紅さと書くのがしっくりくる色が好きだ。 自然にこんな色があるなんて。画面というものを見ずに半年も過ごしたら、梅の鮮やかさを見ただけで卒倒するほど感動できそうだ。 あえてこう考えたい。なぜこの色を選んだのだろう。どう作り出したのだろう。 『不明 紅』もはや何と読むのかもわからない名札が下げられていた。 なんだかわからないけれど紅い梅です、なのだろうか。 夜明け前のような色の梅、のような名づけなのだろうか。 人は想像の余地を残されると埋めたくなるものである。 「今日