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休日に撮った写真が余っているので(日記

  髪を切って公園を散歩した後、「ここのカレー美味しいんですよ」と教えてもらったインドカレー屋さんに行った。正確には同じ名前の別店舗なのだけど、セントラルキッチンのあるチェーン店のような同じ味ではないにしろ近い味だろうと信じて。結果とてもとても美味しかったのだが「カレーはもちろんなんですけどチーズナンが最高なので」とも聞いていて頼んだそれがあまりに巨大で、30代半ばの胃に重くのしかかる代物だった。とはいえ、美味しいのでペロリと食べてしまった。教えてくれた人に感謝を。

気づけば食べ終わっていたので写真は食後のチャイのみだ

 血糖値の急上昇による眠気のようなものに襲われつつ、前傾姿勢を強要してくる自転車に攻撃されつつ「遠距離/現在」という展示を見に行かなければならないと移動し始めた。

バイクを撮りたかったであろう写真
東京を感じる
で、到着。すごい形をした建造物だなぁ。

 サドルを調節するのに環七のアサヒサイクルに寄り、服屋で試着せず買う横着をここでもし、乗りだしたら不満を感じて渋谷のハンズで六角レンチを買って自分で調節し直した。こういう中途半端な行いが人を傷つけたりする。日常にも教えがたくさんあるなぁ。適当に言っている。

長閑

 「遠距離現在 Universal / Remote」という展示は良い展示だった。展示の最初に必ずある「はじめに」的な文章がわたしにはとても良いもので、満足して帰るところだった。
 映像作品が多めで中には40分のモノもあり、あんまり考えず展示を全部見て出たら浦島太郎になっていた。見に行こうという人は早めに行くことをオススメしたい。多分、真面目に全部見ようと思うと2時間は欲しい。すぐに理解のできない作品と対峙すると、頭を使ってなんとか解釈を試みるものだと思う。とても疲れる作業でチーズナン食べていて本当によかったな。実質0カロリーになったなと思っていた。思っていない。単に消化されたのだ。消化されるくらいの時間を要した。

 国立新美術館はとても良い建築でカメラ界隈ではここで適当に撮るだけで絵になる!と言われている。ならない。悔しかった。

やたら長くて急なエスカレーターだな!と目を疑ったのだけど、バカなだけだった。
そとに不思議な展示があった。強化ガラスのフルーツサンドだ。
憩いの時間の概念が煙となって浮かぶ展示だ。美しい。

 ミッドタウンの隣では鯉のぼり展のようなものもやっていた。いろいろな鯉のぼりがあったが「魚拓」というタイトルの鯉のぼりが好きでした。

 アフロ民藝の展示も素敵そうだと教えてもらい、どうせだから行くかーと森美術館へ。なんで写真の場所っておそろしい蜘蛛のようなオブジェとか恐ろしい鳥のオブジェがあるんですか?怖い。

で、帰ることにした。

 展示の感想は文章にしたいところだが言語化できていない。
 アフロ民藝は魂が、こう、ブチ上がるような力強い幸福に向かうエネルギーと、どこまでも広がる平和のような安寧のような波動と、なんかそういうとにかくパワフルな何かを感じた。圧倒される。枠のない伸びやかな何か。
 遠距離現在は、世界をパズルのようにして分解して構築して見方を変えて。世界の方から見て、自分の内側から見てとそういう面白さがあった。デンマークの写真と、抽象画があまりに良くてしばらく立ち尽くしていた。

 アフロ民藝の方は9月までやっているらしく、梅雨の時期とうだるような暑さの夏ともう2回行きたいなと思う。教えてくれた人に感謝を。

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