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知らないうちにバウハウスしてたのかもしれない【あとからシテン#4】

毎週書きます!と宣って早1か月(以上)の空白。

無茶苦茶忙しかったのかと言われればそういうわけでもなく(いやまぁそれなりではあったんですけれども)どちらかと言うと、タイミングをうまく取れなかったと言った方が正しい。

基本いつも朝文章書くんですが、この1か月はなかなか時間がとりづらかった...

あとこれ。

まだ何も解決してはいませんが、いつまでも止まっているわけにもいかないので、再び動き出しました。(そこからさらに2週間経ってる)

■最近のこと

東京に2回ほど出張に行ってました。昨年夏頃から秋葉原でずっと定点観測してますが、大阪と同じようにずいぶん人通りが帰ってきましたね。滞在中はほとんど移動しないのですが、少し時間があったので、数年ぶりに神保町に足を運びました。

先週の東京出張の際、何年ぶりかに神保町に足を運んだのですが、やっぱり紙の本に囲まれる時間は楽しいですね。 Kindleを使った効率的な読書にどれだけ慣れても、やっぱり紙に触れているとホッとします。 嬉しくなって勢いで買った本のうち三冊が、発刊年数、発行元、装丁の異なる同じ本でした。 古本あるあるですね。ないか。

Posted by Susumu Harada on Monday, March 14, 2022

ちなみにこの時買った三冊同じ本ていうのはこれ。

左2冊と飛んで1冊が違うタイトル違う出版社の同じ本と言う...笑


ご覧のとおり、ヴァイキングにハマっております。ヴァイキングと名のつく書籍を買い漁ってるんですが、この辺の話は長くなるので、また別の機会に。

■先週今週のデザインシテン

先先週から、待望のバウハウス編が始まりました。

バウハウスに限らずですが、デザイン史は個人的にこのデザインシテンの中で絶対にやりたいと思っていたところなので、ついに始まったー!という感じです。

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またいつもご覧に(お聴きに)なっていただいている方々はお分かりいただけるかなと思いますが、YouTube、Podcastともに少し装いが変わっております。少しずつブラッシュアップしておりますので、ご意見ご感想いただけると幸いです☺️

■実はバウハウス的教育受けてた(と思う)

#5-1の中盤でも言ったんですが、自分がアメリカの大学でインテリアデザインを学んでいた当時受けていた教育が非常にバウハウス的だったんだな、ということに気付きました。

下記は、ある先生が授業中に書いてくれた図を再現したものです。

当時のノートをなくしてしまったので単語のチョイスが100%合っているか定かではないんですが、これはデザインの"領域"についての説明をしてくれたものでした。

デザインをジャンルで考えるのではなく、人々の生活における領域で捉えろ的な話だったんですが、この概念の最上位にあるものがランドスケープ(風景)であると。

人々の暮らす風景の設計がまずあって、そこに建築がある。建築の中に内装(インテリア)があり、さらにその中に家具や製品(プロダクト)がある。そして最後に印刷(グラフィック)がある、みたいな話でした。(Webの話は出なかったか、あるいはグラフィックと並んでいたか、さらにその中にあった気がします。)

僕はインテリア学科だったんですが、「あなたたちは建築は出来ないけど、インテリアの中にあるもののことまで考えられるし、考えなくてはいけない」とこの図を元に説明された時に、自分の中でのデザインの概念が大きく変わりました。

誤解のないよう言っておくと、これはランドスケープが1番偉くてグラフィックが1番下と言うことではなく、それぞれの領域に専門家がいる前提で、その領域ごとの影響を及ぼす範囲という話です。

バウハウスが実は建築の学校だった、という話はまさにこれに通ずるもので、ようは建築学を教える学校ということではなく、風景の中にある人々の営みにおける課題解決と向上を目指した"デザイン"を学ぶ場所だったということ。

徹底的な現場主義というのも同じで、実際の建築現場での大工さんの仕事を見学したり、なる早でインターンに行けと口酸っぱく言われたり(実際在学中に3社ほど経験)、一年生のうちはPCを一切触らせてもらえずにひたすら絵を描かされたり、江口さんの話を聞きながら、自分の学生生活と重なる部分の多さに驚きました。(契約書の作り方とか利益の乗せ方なんかを教える授業もあって、当時から実務的だなぁと感じてました。)

改めて見れば校舎もどことなく似ているような...

バウハウス
ファッション工科大学(母校)

いや、これは気のせいか。


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