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ステルコレクション

多分私は、モノへの執着がすごい。

正確に言えば、モノについた想い出への執着がすごい。
(と思っていた)

小さいころから、モノがなかなか捨てられなかった。
誰に買ってもらったとか、あの時誰かと買ったとか、
他の人はとっくに忘れているようなことを、モノを見ると思い出す。

だからなのか、だけどなのだけど、ただ溜めこむだけなのだ。
このままではモノのために部屋を拡張拡張していかなければならない。
かといって、そうまでして集めたモノたちは、
人に見せるほどきれいなものでもない。
それほんとに好きで執着してるのか?って謎になった。

片づけとコレクションを同時に叶えたい

このままじゃいけない。
私はいつか死んでしまうし、今の所独り身である。
これを片付ける人がおそらく私の他にいない。

いや、子供がいたって孫がいたって、
ほんとは自分で片づけなきゃいけないものだよな。

なんだか急におそろしくなり、
モノをだんだんと手放すことにしようと思った。
そして、ゴミだけど見せられるもの=絵だなと思いつき
描いていこうと思いついた。

それが「ステルコレクション」

執着に向き合う

私は何に執着するのだろう?

靴なんか、けっこう似合わない色でも買ってしまう。
何を履いてもひどい靴擦れがおこる足なので、
買ってきた靴のほとんどが履けない。
だいたい下駄箱のこやし。
でも、靴屋さんで離れがたくてどうしても手放せなくて買う。

タオルとか靴下とかは、
柄がすごかったり、キャラクターものだったり
騒がしいものを買ってしまう。

本当はシンプルで綺麗なお部屋が理想。
木目が好きで、ダークブラウンとブラックの組み合わせが好き。
落ち着く雑貨屋さんの棚みたいな。

部屋に置いとくモノは全部白とか濃い緑とかがいい。
でも可愛い柄モノがあると買ってしまう。
結果、部屋は見た目がガチャガチャなのである。

捨てない理由

たぶん、たぶんなんだけど。
わたしはほんとうは描きたいんだ。
でもお店にあるような可愛い柄、デザイン…
自分で生み出す力が無いから、「参考に」って買っている。

そして、ステルコレクションを少しだけ描いてみて気づいた事。
「参考にしたいくせに、モノをちゃんと見ていない。」

名称未設定 2

たとえば使い倒して履けなくなった仕事靴。
あれだけ気に入っていたのだから、見ないで描けるだろと
思い出しながら描いてみたらディテールが全然わからない。

モノと向き合ってないから、向き合い切れていないから、
あとで向き合おうとおもって放置していたのかもしれない…。
もう履けないのに取っておいた理由は「まだ見てないから」

なのかもしれない。
私はけっこう「あとまわしぐせ」がある。
たぶんこれだ。向き合うのがあとまわしなの。

ちゃんとやる

去年の7月位でコレクションが止まっていた。
始めて3日坊主ともいう。noteもしっかり3日坊主だった。

反省したので、ステルコレクション、復帰してつづけます。

おうちがゴミ屋敷にならないように…
ためてた「参考」がちゃんと形になるように…
生きてるうちにやらねばな。

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