2019 第10節 : 大分トリニータ VS サガン鳥栖

2019シーズン 第10節、大分トリニータ戦のレビューです。

■ スタメン
何よりも驚いたのが、スターティングラインナップ発表における「監督」の欄。ミョンヒコーチがこの試合の指揮官として登録されていました。当日はカレーラス監督の体調不良という情報だったのですが、後日、公式サイトで監督退任の発表があり、実は4/30にはメンバーに退任の挨拶をされていたとのこと。本人にとっても無念であったことでしょう。

たらればを言わせてもらうならば、開幕の名古屋戦、ポストをたたいたトーレスのシュートが先制点として入っていれば、今シーズンの展開はまた違ったものになっていたかもしれません。

攻守ともに効果的な戦術を落とし込む事ができなかった面はあるものの、チームによる選手編成と戦術指向が合致していなかった問題もあり、また、戦術に関係なく選手の単純なミスで失点を喫していた点などの不運な面もあり、決してカレーラスさんのみに責任があるわけではないのですが、現場の長としての責任を全うして退任される事になってしまいました。短い期間でしたが、サガン鳥栖の為に尽力していただいたことに感謝しつつ、次のステージでのご活躍をお祈り申し上げます。

さて、スタメンの話に戻りましょう。湘南戦からスタメンがまたがらりと変わりました。トーレスと金崎がスタメンに復帰し、義希に替わって松岡がスタメンへ。前節試合開始早々に怪我で退いた藤田はベンチスタートとなり、小林がスタメンに入りました。湘南戦と異なり、今節はストッパーの位置に小林が入り、ウイングバックの位置に原が配置されました。

■ システム

システムの数値の上での表現では、互いに3-4-1-2となり、ミラーゲームのような状態でしたが、セカンドトップとボランチの位置取りに違いがあり、この配置によって大分がビルドアップで完全に優位性を確保しました。この試合で劣勢に立たされたのは、鳥栖がプレッシング時のフォーメーションがなかなかハマらずに前線が守備において完全に捨て駒になってしまった点が全てでしょう。選手配置の段階で大分に後手を取ってしまい、最後まで配置による問題が解消せずに試合が終わってしまった印象です。

■ ロジカルで再現性のある大分の攻撃

試合開始当初は互いに(特に大分側にとっては)相手の出方がわからないという事もあり、また、試合開始当初で体力もある状態で積極的にボールにアプローチをしかける展開という事もあり、互いにボール保持に固執せず、あまり無理せず長いボールを送り込みながらの攻守となりました。

ようやく5分くらいたつと試合が徐々に落ち着いてきて、鳥栖がこの試合でどのようなセットアップで対応するのかが明確となり、大分も鳥栖の出方がわかったことによって攻撃におけるポジショニングが定まってきました。

大分がフィッティングしてきたなと感じたのが、前半6分頃。鳥栖のプレッシングをいなしながら巧みにゴールキーパーまでボールを下げ、トーレスとクエンカを引き寄せてその間にポジションを上げた右サイドストッパーの岩田にボールを渡すと、岩田はオナイウがいるので前に出れない松岡と、松本がいるので前に出れない三丸をしり目に、悠々とアタッキングサード付近までボールを運ぶことに成功。そして、逆側の原川の脇のエリアの小塚を経由して、その間に上がってきた高畑にボールが渡り、中央に人を揃えてからクロスをあげました。ここで、この試合の大分の狙いが明確になりました。

<大分のビルドアップ>

大分の強みは、いわゆる「疑似カウンター」という状況を作りだすため、最終ラインでゴールキーパーまでも活用してボールを保持しながら、活用できるスペースを作り出すまでじっくりとパスを回すビルドアップです。例え、アタッキングサード付近まで相手を押し込んでいても、そこに攻める手はず(使えるスペース)がないと判断したら、相手をおびき出すためにゴールキーパーまでボールを下げてでもスペースを作り出そうとします。相手のプレッシングに少しでもほころびがでたら、攻撃のスピードを上げてチーム全体で押し上げが始まります。彼らにとって、バックパスとは決して「撤退」でも「後退」でもありません。むしろ、効果的な攻撃を仕掛けるための「トリガー」であり「撒き餌」でもあるのです。

この試合の大分の狙いとしては首尾一貫して鳥栖の原川、松岡で構成するドイスボランチの脇のスペースでした。オナイウと小塚が巧みにポジションを取ってビルドアップの出口としてこのスペースを活用することによって、攻撃のスイッチを入れる役割を果たします。ビルドアップの出口が明確となった大分にとっては、制限するエリアが定まらず、ボールの行方に合わせて秩序なくプレッシングに来るトーレス、金崎、クエンカ(時々松岡)を最終ラインで引き寄せ、まるでルーチンワークのようにサイドに張るストッパーを活用しながら、淡々と前方にボールを送り出していました。

ポジショニングとしては、ボランチを1列下げて鈴木と2人で最終ラインを構成し、ストッパーの高畑と岩田がサイドに張りだしやすい形をとります。トーレス、クエンカ、金崎と3人が寄せてくるのですが、大分はゴールキーパーの高木を利用してストッパー、ボランチとで、4対3の状況を作ります。数的に確保できている上に、逆サイドに張りだした岩田(高畑)へのルートがあるので、できる限り相手を引き付けてからのパスをするだけで、簡単に鳥栖の前線3人を無効化することに成功していました。

それでは、経由先となる高畑や岩田に対してマークにつけばよいのではという考えもあるのですが、サイドの原、三丸が前方にプレッシングに出ていく事になると、本来のマッチアップの相手である高山、松本をフリーにしてしまいます。前半は原、三丸を高い位置でプレッシングに参加させてボールを奪ったケースも何度か見られたのですが、大分はウイングバックが少し前に出てくると、原、三丸の背後に入れる長いパスも送り込んできますので、裏へのケアを考えるとその対応を続けることもなかなか出来ず、結局サイドのマッチアップを継続するポジショニングを選択しました。

この試合は、大分が左サイドでのボール保持から右サイドに展開し、岩田経由でオナイウをビルドアップの出口とするケースが多く、クエンカはオナイウへのパスコースを消しながら鈴木のボール保持を見つつ、岩田へのアプローチも行わなければならないという、前線の守備に対するタスクが非常に多く課せられていました。そうなってくると、このポジションをこなせるのは、福田、松岡、義希などの機動力と耐久力に長けている選手の配置が最適解であるのですが、守備面で劣るクエンカが配置されたことにより、このエリアのイニシアチブを大分に献上してしまうことになりました。

26分50秒頃のシーンが連動性のない(守備のやり方が定まっていない)顕著なシーンでありました。
クエンカが最終ラインを誘導してボールを大分の右サイドに追いやって大分は岩田にボールを送ります。岩田にボールが入った瞬間、トーレスがオナイウへのパスコースを消しながら岩田にプレッシャーに入ります。ところが、このタイミングで、原川と松岡は岩田にボールが入った瞬間に前進でのドリブルを警戒し、プレッシングをあきらめて自陣へのリトリートを始めます。ドイスボランチのプレッシャーがなくなったため、岩田は中央でフリーで待つ前田に楽にパスをだすのですが、そこでボールを刈り取ってほしかったクエンカが、自陣にリトリートしているボランチ陣に対して不満のジェスチャーを見せる事となりました。

確かに、ボランチがボールをこの位置で刈り取る動きを取らなかったならば、クエンカとトーレスのプレッシングは何の意味ももたらさなかったという事であり、このシーンだけでも、前線の意図、中盤の意図、このあたりの疎通が取れていない事を示しています。

前半30分頃には、どうやってもボールを取るためにハメることのできない金崎、クエンカが前からのプレッシングを諦め、列を下げて5-4-1のような形へと変化しました。ところが、ボランチの両サイドのスペースを締めてオナイウ、小塚を積極的に捕まえるような思い切ったリトリートまでは取らず、かと言って高畑、岩田にマンマーク気味につききるという守備も取れず、ポジショニングとしては中途半端な感が否めません。その結果、鳥栖の前線が下がった分、大分としては全体を押し上げることができるので、攻撃に拍車がかかる格好となってしまいました。

鳥栖は前線に3人も費やしたにも関わらず、フィルターの役割を果たせず、守備の機能性に乏しかった事が、この試合を最後まで難しくしてしまいました。

<大分の崩しのパターン>

オナイウと小塚にボールが入ってからの鳥栖の守備の問題をつく大分の攻撃ロジックも見事でした。大分の攻撃のパターンはいくつか準備されていましたが、効果的であったのを下図に紹介します。

(1)ウイングバックを引き連れてサイドを狙う崩し
マッチアップで互いにマーキングが明確になっているウイングバック。人を捕まえるということは、逆の視点からいうとマッチアップの相手が動いたときについていくことによって、そこにスペースができることを示しています。大分は上手にマッチアップ相手のディフェンダーを動かすことによってその状態を逆手に取り、上手にスペースを作りだしました。

27分5秒の攻撃が顕著にわかるのですが、この試合の狙いであるドイスボランチの脇で小塚がボールを受けた瞬間、大外に張っている高山が中央へのランニングを開始し、ゴール前のスペースへボールを引き出す動きをします。これに対して高山のマーカーである原がついていく動きを見せますが、高山の目的はインサイドへ原を誘導してアウトサイドに高畑が上がるスペースを作る事。これにまんまとはまってしまいました。アウトサイドでボールを受けた高畑が、高山も含めてゴール前にポジションをとる3人に対してクロスを上げることに成功します。1失点目はこれの応用編ですね。高山にボールを渡して原をピン留めさせて、その裏のスペースを高畑に狙わせました。

(2)ストッパーを引きだして裏のスペースを狙う崩し
もうひとつ鳥栖が苦しかったのは、ボランチの脇のエリアをつかうオナイウ(小塚)に対してストッパー(祐治、小林)が出て行ったときでありまして、ストッパーが出て行ったエリアに対するカバーリングのルールがきまっておらず、大分に何度も侵入されるスペースとなってしまいました。

これは38分20秒からの攻撃がよい例でして、岩田の持ち出しにクエンカがつこうとしますが、寄せが甘くて松岡の脇(祐治の前)で待つオナイウに対してパスを通されてしまいます。オナイウに対して出て行った祐治のスペースを鳥栖の選手がだれも埋めようとする動きを見せません。そのまま祐治が空けたスペースへ岩田に侵入されて非常に危険な攻撃を受けてしまいました。

30分40秒頃の攻撃でも、小塚に対して小林が出て行ったスペースに高山が飛び込んでいきますが、鳥栖はこのスペースを埋める選手がおらず。大分はストッパーを引き出す崩し方を完全に再現していました。

状況的には、秀人は藤本のマークがタスクであったはずなので秀人はスライドできない。三丸も松本とのマッチアップで動けない。ボランチはバイタルのケア(前田のケア)で動けない。人に対するタスクが課せられているならば、クエンカが岩田についていくべきでしょうが、そのようなそぶりもなし。ストッパーが動かされて作られたゴール前のスペースに対し、誰かがどこかを捨てて対応しなければならないのですが、このあたりの守備のルールというものが、この試合は見えてきませんでした。

■ 大分の得点
大分はチームとしての攻撃の狙いがはっきりしていて、鳥栖の守備の問題点をしっかりと利用し、再現性の高い崩しを見せていました。失点こそ2点で終わりましたが、ラストパスの精度が上がっていたら更なる失点を重ねていたでしょう。

<1点目>
崩しのトリガーはやはりドイスボランチのスペースでした。オナイウのパスカットから、右サイドの松本にボールが流れ、プレッシングにかかった鳥栖の網をくぐってボランチ脇のエリアで構えるオナイウへパスを送ります。オナイウは中央の前田にいったん下げ、前田が逆サイドのボランチ脇のエリアに構える小塚にボールが渡ります。この段階で、鳥栖は前線の3人が死んでしまって、5-2ブロックでゴール前の守備を行う事となります。小塚にボールがはいった瞬間、左サイドの高畑がオーバーラップを始め、小塚はウイングバックの高山にパスを送り、オーバーラップをしかけて追い越した高畑にボールを送ってクロス。藤本の飛び込みにマンマークでついていた秀人がつぶれてクリアできず、ボールが裏にぬけたところで祐治もクリアミス。この試合で散々ビルドアップの出口として貢献していたオナイウにとってはご褒美となるゴールとなりました。

<2点目>
2点目はまさに大分の「疑似カウンター」という術中にはまってしまいました。最終ラインに3人引いている状態を狙い、鳥栖が金崎、クエンカ、ヨンウが詰めていきますが、ボランチ脇のエリアで待つオナイウにパスを通されてしまいます。1点目と同じ形でオナイウがいったん島川にボールを渡すのですが、その瞬間に今度は右サイドから岩田がオーバーラップ。島川は岩田にボールを送りますが、三丸は松本を見るためにプレスに行けず、原川は度重なるスライドで疲れがでていたのか足が動かず、クエンカは前線で殺されてしまっているので、戻ることもできず。岩田はノープレッシャーで3人がペナルティエリアに入っている状態でクロスを上げることができました。オナイウがつかうスペースへの対処、オーバーラップしてくるストッパーへの対処、1失点目でやられた部分の対処ができないまま、同じ形でやられてしまう事となりました。

1点目も、2点目も、ボランチ脇のエリアが起点となっています。不思議なのは、後半になっても前半から散々やられていたこのドイスボランチの脇のエリアに対する対処を行わなかった点です。このエリアに対するケアがないまま漠然と後半を迎えてしまい、まるで再現VTRを見るかのような形で攻撃を組み立てられ、同じ攻撃パターンで2失点を喫してしまう事となりました。

考えられるとしたら、脇のエリアを意図的に差し出して、そこにパスが出された瞬間に囲んでボールを奪おうとしていたのかもしれません。その位置でボールを奪えると、トーレス、金崎、クエンカを前においたままにしているので、カウンターの攻撃につなげることができるという判断もありえます。

最終ラインを5人で守ることによってゴール前のスペースを埋めることもできるので、最後はクロスを弾き返せば良いという判断もあったかもしれません。実際に、前半の序盤は、クロスをあげられるようなシーンはあったのですが最後は中央で跳ね返していました。ただ、それにしてもあまりにも容易にゴール前に運ばれてしまっていましたし、最後のところでミスが出て失点をしてしまうという結果になってしまったのは残念でした。

■ 鳥栖の攻撃
<パスネットワーク図>

鳥栖の攻撃は、パスネットワーク図を見てもわかる通り、ビルドアップの中心は小林が担っていました。小林から長短のパスを送り込む形、特に、金崎にボールを送り込んで彼を起点として全体を押し上げる形が多く見られました。

鳥栖のビルドアップにおいて、後ろの3枚に対して大分もトップ+セカンドトップの3人が詰めており、ウイングバックに対しては高山と松本がついているという、こちらはミラーゲームのプレッシングにがっつりとはまってしまって、逃げ道は長いボールだけだったいうことも金崎を起点にせざるを得なかったひとつの要因であります。金崎は高畑とのマッチアップでしたが、そこはさすがの質の違いという事で、長いボールを収めて起点となる動きを見せてくれました。

松岡はショートパスの経由先として中盤での配球を担っていました。パスネットワーク図でもありますように、松岡と原川のパス交換も多く、サイド一辺倒だった今シーズン序盤の攻撃とはまた一味違う形を見せてくれました。松岡は、中央でボールを保持することもできますし、ワンタッチで前線の3人に通すパスもありましたし、攻撃のアクセントとしては義希や秀人がボランチの時とは一味違う形を見せてくれました。

鳥栖が狙いとしていたスペースは大分のウイングバックとストッパーの間。特に高山と高畑の間のスペースをねらい目としていた模様で、小林は特にこのエリアに縦パスを狙うシーンが何回も見えました。ただし、そのスペースをどのように使おうか(引いて受けるのか、裏に抜けるのか)が明確でないために、パスの精度がなかなか上がりません。このエリアで受けることができていれば良かったのですが、トーレスも金崎も小林のパスとのタイミングが合いませんでした。

この試合で鳥栖の攻撃での問題点は、スペースを狙うためのデザインがチームで統一されていなかった点です。6分の場面ですが、大分の攻撃をかわして秀人がボールを奪ってクエンカ、松岡とワンタッチで抜けるパスをだしたのですが、秀人が前を向いたときに、トーレスと金崎が二人とも中央にいて、どちらかがスペースに流れて引き出すような動きは見せず、秀人のパスも流れていってしまいました。相手DFと2対1の状況を作っても金崎とトーレスの動きがかぶってしまってチャンスを逸してしまった松本戦がフラッシュバックします。

12分40秒頃のシーンもですが、前を向いてボールを持ち上がった祐治が、ディフェンスラインの裏のスペースに抜けようとするクエンカと、ディフェンスラインの手前のスペースを使いたかった祐治の息が合わずにパスミス。

54分30秒頃のシーンでは、秀人がせっかく運ぶドリブルで中央の藤本、オナイウをはがしたのですが、そのあとのパスの選択がトップで顔を見せていた金崎ではなく左サイドの原川に対して後ろ向きにさせてしまうパスを送ります。後ろを向いてしまった原川に対して、オナイウと岩田がプレッシングに入ったことで攻撃のスピードが上がらずに、振り出しに戻ることとなりました。

例えば湘南戦では、チョドンゴンがセンターで相手センターバックをピン留めして、アンヨンウやクエンカがサイドのスペースに流れていくなどのある程度ルール化された動きがあったのですが、この試合はまた振り出しに戻り、金崎、トーレス、クエンカのセンスに任せた攻撃だったのかなという感じです。豊田を入れてもどのタイミングで長いボールを放り込んだら良いのか、迷いながらやっているように見え、なかなかチームとしての攻撃の形を作り出せませんでした。チームとしてどこを狙うのかというデザインが統一されてなく、攻撃のスピードをどこであげるのかという思惑が一致しない鳥栖は、ボランチ脇のエリアを狙うという大分の徹底した攻撃とは対照的に個人の感覚と裁量に任せた攻撃となっていました。

■ おわりに
監督はミョンヒさんに替わりましたが、昨年とは選手層がかなり異なります。良い攻撃のためには、良い守備からという、鳥栖の原点に回帰するならば、スタメンの大幅変更もありえるかもしれません。

まずは、トーレス、金崎、クエンカの3人を同時に起用するかどうかという所が最大のポイントでしょう。もし、起用するとしたら彼らにどのような守備タスクを与えるのかという、この試合での最大の問題点を解消するアイデアが存在するのかが見ものです

気になるのは、この試合で実権を握っているミョンヒさんでも大分の攻撃に対する対処が後半になってもできなかったいう点です。去年のミョンヒさんの例を見ても、4-4-2で立て直すことが想定されますので、この試合の3-4-2-1での守備はカレーラスさんの遺産であった可能性はありますが、前半から散々同じパターンでやられていたので、せめて後半には対応してほしかったかなという所ですね。そこだけが気がかりでした。

■ Appendix < ざっくり用語解説 >
・ ビルドアップ
ゴール前にボールを運ぶための仕組みづくり(パス交換の仕組みづくり)

・ トランジション
攻守の切り替え

・ ポジトラ
ポジティブトランジションの略。守から攻への切り替え。

・ ネガトラ
ネガティブトランジションの略。攻から守への切り替え。

・ ハーフスペース
4バックだとセンターバックとサイドバックの間。3バック(5バック)だと両ストッパーの位置

・ デュエル
相手との1対1のマッチアップ

・ ディフェンシブサード
フィールドを3分割したときの自陣ゴール側

・ ミドルサード
フィールドを3分割したときの中央

・ アタッキングサード
フィールドを3分割したときの相手ゴール側

・ リトリート
自陣に引いている状態、もしくは自陣に下がる動き

・ レイオフ
ポストプレイからの受け手が前を向けられる落としのパス

・ オーガナイズ
組織化されていること。チームとして秩序が保たれている事

・ 偽サイドバック
サイドバックがポジションを変えてセントラルハーフのような役割を演じる事

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