河村君のビーコルプロ契約と代表について

今日、ビーコルのサプライズ記者会見を受けての感想として。

河村君の代表に賭ける想いについて

今日の記者会見での彼の代表に賭ける想いは凄いなと心底思った。まさか大学辞めてまでプロになって代表入り、五輪を目指す覚悟、並々ならぬものを感じた。

会見前まではビーコルの事だからきっと今週末の試合か来週水曜日のホーム戦をもって特別指定契約終了のお知らせかと思ってた。

ことろがまさかの特別指定契約終了どころか来季のプロ契約まで発表があるなんて久々にビーコル発表で度肝を抜かれた。

まぁ植田さんの社長退任や債務超過2億円も度肝抜かれたけど笑

驚きと感動と同じくらい不安とビーコルの今の立ち位置を考えた。

河村君の代表入り、五輪への想いは凄く感動したし応援したいとは思ったけど同じくらい不安も思った。

不安の理由は大きくは3つ

①代表への課題

170台のPGは代表には1人が限界だと思う。そうなると冨樫、斉藤を始め藤井、並里、岸本といった錚々たる面子を超えなければならない。

そうなると河村君にとってこれからの2年間は成長がキーワードになる。成長を考えると本当にこの状況で良いの?っと思ってしまう。

②ビーコルの育成環境 

はっきり言ってビーコルの育成環境はBリーグ全体、更には強豪大学と比べて劣ってると思う。

場所の問題、設備の問題、コーチングスタッフ数の問題等々、正直厳しいのが現実だと思う。

はっきり言うと今の河村君はまだ170台のPGとして一番手かと言うと冨樫、斉藤にはまだ及ばないと思ってる。

勿論、超えていける逸材だとは思うけどあくまで現時点の話。

そうなるとこれからの2年間でどれだけ成長出来るかが大切な中、ビーコルの環境で大丈夫か?というのが正直な感想。

ビーコルから代表入りするパターンは元々実力がある人がプレータイムを得て輝き、代表に呼ばれる形。

アキ、森川がそのパターン。

身体作り、スキル向上、課題克服、どれをとっても専属スタッフと専門データが必要だけど強豪チームや大学の方が揃っているのは間違いない。

更に経験。CSや天皇杯、それと始まったアジアリーグ。

どれをとっても強豪チームじゃないと参加出来ない。

この辺がビーコルにいて本気で代表を目指す事の不安要素。

③プロ一本になる事への不安

代表入りに向けプロになるとの事。想いや覚悟は凄いけどはたしてメリットだけなのか?デメリットも多々あるんじゃないかとも思う。

まず思うのはプロになるとお金を稼がなきゃいけない。

もっと言えば利益を産まなきゃいけない。ビーコルのプロモーションに利用される事も絶対増えるしメディア対応、販促、宣伝、やりたくない事も沢山増えると思う。

今でもきっとやらされてる事が沢山あると思うけどこれからはもっと増えると思う。バスケだけに専念出来ない環境が待ち受けてると思う。

それと大学生という一つの看板を失うリスクもある。

彼の価値の一つに学生という肩書きもはっきり言ってあると思う。

プロ一本になった事によって折角の大学バスケ界を代表する選手の看板が無くなる事は正直勿体無いなとも思う。

ビーコルブースターとして

色々不安や心配に思った事を好き勝手書いたけど単純に1ビーコルブースターとしはキング開、ジェイコブス晶、大庭、須藤と若手有望株の中に河村君も加わる事はめちゃくちゃ嬉しいし期待したい。

今までは特別指定契約終了後を気にして河村君が活躍しても100%の喜びではなく近いうちいなくなる不安とリスクが頭の片隅からどうしても離れなかったけど今シーズンと来シーズンは活躍を心から喜べるのは本当に嬉しい。

不安や心配を沢山書いたけどもう彼が大学を辞めてビーコルでプロ契約をした事は変わらない事。

ならばこちらも本気で応援させて貰おうと思う。

頑張れ河村勇輝!






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