その後の話、孤独について
その後の話をしよう。
同じクラスで、ある日学校に来なくなって風の噂で退学したと聞いたクラスメート。鬱病になって会社に来られなくなり退職した同期。受験に失敗して引きこもり、母親を殴っていると伝え聞いた同級生。いずれも僕が人生ですれ違った人で、彼らにも死なない限りその後がある。レールを外れたあとのその後の人生。僕は学生時代暗くて友だちがいなくて、学校もさぼりがちだった。殆どの人間の視界に入っていなくて、話さざるを得なくなって僕と話すときのクラスメートはみんな嫌そうな顔をしていた。