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麻雀とカラオケと将棋と料理とお酒が好きな一般人 当面は麻雀書籍のレビューを中心に投稿…

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麻雀とカラオケと将棋と料理とお酒が好きな一般人 当面は麻雀書籍のレビューを中心に投稿する予定

最近の記事

精読 千羽黒乃 2024 「2章 押し引き・リーチ判断」『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房 

レベル11.もっと押してもっとオリろ 内容は本当に仰る通り。ただ、本文最終行で急に鴉天狗という言葉が出てくるサプライズ。個人的にニヤっとするが師匠をあまり知らない麻雀ファンを置き去りにしていないか不安。 用語に関する微妙な話になるが、「押し」「引き」「オリ」と3つの姿勢がある点に注意が必要。書き手語り手によって、「引き」と「オリ」は同義に使われる事もあるが、「引き」という言葉に微妙なニュアンスを持たせて使う人もいる。放銃回避を最優先でアガリを完全に諦めるのが「オリ」である

    • 麻雀関連 文献リスト

      ZERO 2017『ゼロ秒思考の麻雀』竹書房 ZERO 2020『麻雀手役大全 [電子書籍版]』竹書房 千羽黒乃 2023『千羽黒乃の強くなる麻雀』KADOKAWA 千羽黒乃 2024『今すぐ使える 麻雀テクニック136 [電子書籍版]』竹書房 とつげき東北 2021『新 科学する麻雀』ホビージャパン ネマタ 2023『令和版 現代麻雀技術論』鉄人社 みーにん 2017『「統計学」のマージャン戦術 [電子書籍版]』竹書房 みーにん,塚本琢程 2019『知るだけで強くなる 麻雀

      • 精読 千羽黒乃 2024 「1章 攻撃」『今すぐ使える麻雀テクニック136』竹書房 

        はじめに本稿は、表題本の個人的な学習記録である。感想や突っ込みや反論や検証がごちゃまぜに書かれている。 本書は単節1~2頁読み切り形式というコンセプトなため、非常に取り回しは良い反面、弊害として誤解を生みかねない記述が散見される。それをフォローしたなどと嘯くつもりは無いが、気になった部分は可能な限り客観的に検討したつもりだ。 誰かの為に本稿を書いたつもりは無いが、それでも万が一誰かの役に立ったなら望外の喜びである。 レベル11.序盤は自己都合 当たり前だけど上手ぶって

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        精読 千羽黒乃 2024 「2章 押し引き・リーチ判断」『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房 

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          中学校の教科書から見る性の多様性

          はじめに 令和7年度版の中学校の保健体育の教科書を読む機会に恵まれた。発行してる出版社は4社あり、内容や見せ方などにそれぞれ様々な工夫がこらされていた。 興味の趣くまま各教科書の性の多様性に関する記述を読み比べていると、記述内容や分量が思いの外バラバラであった。バラバラ具合がなかなかに面白いものだったので、若干の考察も交えながら各社の教科書の内容を紹介していこうと思う。 LGBTQ情報サイトである「PRIDE JAPAN」に、「中学教科書で「性の多様性」についての記述が大

          中学校の教科書から見る性の多様性

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          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ③イマイチだった点

          適切な抽象化の難しさ 例えば「平和ドラ1はリーチ有利」という命題は、殆どの場合通用する良い抽象化された命題だ。例外を無理に探すなら、残りツモ番が無い、オーラスでライバルと500差で勝っている状況、当たり牌が純カラ、など極めて限定的な状況が殆どとなる。 この、例外の価値が低いという点は、良い抽象化の条件の1つとなる。 例えば「他家の先制リーチに自分がノーテンならオリ、聴牌なら押し」という命題は、初心者に押し引きを教える上では良い抽象化とされている。なぜならこの命題の例外とな

          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ③イマイチだった点

          はじめてのnoteで自己紹介をしなかった理由

          どうもこのnoteでは、最初の投稿で自己紹介をするのが慣例なのかもしれない。3本目の記事執筆中にようやく気付いた。 だがしかし、私は自己紹介の必要性を殆ど感じていない。それは、私は私の文章を「誰が(どんな人が)書いたか」では無く「どんな内容が書かれているか」で判断して欲しいと考えるからだ。 出来事や心情を綴る物語文であるなら、誰が書いたかは非常に重要だ。自分の推しが書いた日記には興味を持ち感情移入もするだろうが、どこの誰とも知らぬ人間の日常にはなかなか興味は持てない。 また

          はじめてのnoteで自己紹介をしなかった理由

          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ②良かった点

          ・コンセプトが秀逸 前提知識が無くどこからでも読めるというのは、思った以上にストレスフリー。師匠が「はじめに」で、トイレに戦術本や何切る本を置いていると書いていたが、まさにその用途に最適。適当に開いた所を気楽に読める麻雀本というのは、今まで何切る本以外ではなかなか無かったのではなかろうか。 ・既知の事を改めて読む事が心の薬になる 当たり前の事を当たり前にしても負ける時があるのが麻雀。頭では「結果論から間違った後悔や反省をしてはいけない」とわかっていても、負けが込むとついつい

          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ②良かった点

          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ①総評

          Vtuberとして活動する千羽黒乃さん(通称:師匠 本稿も以下それに倣う)の単著3作目。処女作は初心者~初級者向け、第2作は初級者~中級者向けの体系的な戦術書であった。本作はそれらと趣向を変え、対象となる読み手の実力を問わない、非体系的な1~2ページ完結型の知識戦術雑学本といった内容。師匠曰く“ちょっとした空き時間などにぱらぱらとめくって、どこを読んでも楽しめるタイプの本”(p.3) 珍しいコンセプトの本で、そのコンセプトは概ね達成されているように思われる。136の項目は5

          書評 千羽黒乃 2024 『今すぐ使える麻雀テクニック136』 竹書房  ①総評