ウケるコンテンツと露悪主義 #サガコラム
先日のTwitter転職を投稿した後、感想によくあったのが、
「ぶっちゃけ過ぎ、ワロタ」
という言葉だった。
しかしそりゃそうだろう、ワザとぶっちゃけているのだから。
尊敬する人の中に、LINEの谷口マサトさんがいる。
彼がいうには、すでに世の中にはすでにエンターテイメントが溢れている。CMも、小説も、アニメもそう。そんなにエンターテイメントが溢れた中で、なぜわざわざ、そのドラマを選ぶ必要性があるのか?
だから、リアルなコンテンツが売れる。だから、バチェラーやテラスハウスがウケるのだと。
ーーーーなるほどな。
では、振り返って考えてみたのだ。
私のメイン領域たる、Webマーケティングはどうなのかと。
すでに、ノウハウは大量にある。
個人向けのSNSノウハウは、うじゃうじゃある。
転職も、うじゃうじゃある。
最新情報や深い知見を話すにも、それを話すリソースは私にない。
しかしまあ、自分というコンテンツはあるのだ。
そしてこの自分をコンテンツにして売っちまえ!作戦のSNSには、すでに成功事例があった。
こちらのふくまさんだが、SNS上に自分の出金を全公開するという大変チャンレンジなことをした。
私も見ていたのだが、「飲み物に〇〇円は高えよ」というコメントがついたり、ちょっと何を買ったと報告するだけでもいいねが付いていた。(マジ、冴えてる)
だから諸々パクり、私の転職の思考法・Twitter転職というnoteを書いたのだ。
テーマが決まったのなら、その表現方法はリアルを徹底的に。腹の底を描くようにした。
戦略は書いても、その奥にあるマインドまで書いている人はすくない。
こういう腹の底を描くには、羞恥心とプライド、世間体が邪魔するので実行する人が少ないのだろう。
(もしくは単純に、デメリットがメリットを上回っているだけか?)
さらにいえば、キラキラしたエモい頑張ろう系は、すでにやっている人が複数いる。寡占状態だ。わざわざそんな、競争の激しいところにいく理由もない。
(ちなみに一回ポジティブキラキラエモい系を書いたら、全然ウケなくて失敗した)
ので、現在の芸風としては、腹の底を描くことだ。
腹の底をぶっちゃけるって、露悪的でときどき反吐がでそうになるが、これがまた魅力的なのである。
例でいうと私の好きな作家に、辻村深月がいる。
彼女は、人の人との間に流れる打算的な感情を、丁寧に腑分けして、ご丁寧に陳列しているような書き方をするのだ。
これがまあ読んでると時々辛くなるのだが、あれがなかなか堪らない。
露悪的思考回路は、おそらくウケるコンテンツの一つだろう。
また、Twitterではネガティブ系は投稿するのは良くないと言われている。しかし今回に関しては多分セーフだろう。(ONE PIECEじゃなくて、ひとりDEATH NOTEするのだと思えば、いける気がする。弱音を吐いているのが悪いのであって、私はただ単に根が暗いだけだし)
結び
このnoteは同僚も取引先も読んでいる可能性がある。そして、朗々とこんなことを書いたが、厨二病を晒すようで大変恥ずかしい。
しかしこれも一つのマーケティングの実験だとおもって、ここはひとつ生温い目で見守っていただきたい。
どちらかというと「コピーや価格・機能で売る」のではなく、「映像や漫画でモノを売る」コンテンツマーケティングのほうだが。
どうせだから、自分のストーリーをコンテンツにして売ってしまえ。作戦を実施中なのである。
これでウケなかったら、また別の芸風に変えるので!許して!
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