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感謝を胸に 蓮巳敬人は主役としてアイドル活動に邁進する

2023年9月6日。蓮巳敬人くん、お誕生日おめでとうございます。
今年の2月に夢ノ咲学院に復学してから、紅月Pとして、初めてこうしてお祝いできることを大変嬉しく思います。

冷静沈着で完璧主義。けれどそれは、不測の事態やアドリブに対処できない己の弱さに付け込まれないようにするため。
寺の息子というだけあり、お説教が長く、だんだんお説法になってしまう。
それ故に俗世に疎いのかと思えば、漫画家を志していたこともありサブカルに強い。
好きなものに対して情熱を注ぐことをとても肯定してくれる。
知れば知るほど、人間臭い一面をたくさん見せてくれる。なんて魅力的な人なんだろう。


これは私事になるが、推しの誕生日が近づくと、彼らが主軸になる話や映像作品に触れ直すようにしている。
なので今回も例に漏れず、蓮巳くんのアイドルストーリー「蓮と誓願」を読み直すことにした。

季節は秋。「ハロウィンパーティ」がひと段落したため、蓮巳くんの「専用衣装」の打ち合わせの話に。
案内された本堂で、いくつも考えてきた衣装のデザイン案を褒めてくれた後、蓮巳くんがこんなことを口にした。

蓮巳敬人アイドルストーリー「蓮と誓願」/第一話より

…その節は、大変ご迷惑をお掛けしました。

先に記した通り、今年からあんスタに出戻った私は「!!」をプレイしながら、「!」のストーリーから時系列に沿って履修している。
そして【喧嘩祭】は、つい先日読み終えたばかりのエピソードであった。
初めて「蓮と誓願」を読んだ時には気にも留めなかった。読み直すことで新しい気づきが得られて楽しい。

さて話は戻って【喧嘩祭】ー自ら話題に挙げるところをみると、良くも悪くも彼の中でかなり印象的なドリフェスだったということだろう。


【喧嘩祭】は、蓮巳敬人にとっての「紅月」の存在意義が大きく変化したという点で非常に意味があったのだと思う。

"敬人と対等な友人になりたい"
立場も身分も関係なく、一人の友人として本気の喧嘩がしたいと、天祥院英智から吹っ掛けられた非公式のドリフェス。
そしてそんな野良試合に賭けられたのは、自身のユニットである「紅月」の解散
突然の出来事に狼狽えながらも、己と、自分を敬い付き従ってくれる仲間の居場所を守るため、蓮巳くんは申し出を受けた。幼馴染として、「紅月」の頭目として

決別!思い出と喧嘩祭「暴君の詔」/第三話より

そして迎えた喧嘩祭当日。蓮巳くんは、鬼龍くんと颯馬くん、そして私に「紅月」の由来をこう明かしてくれた。
続けて、これからの「紅月」についても。

英智という輝きを反射し、際立たせるための月光……。
そういう意味で、俺は俺の『ユニット』に『紅月』という名前をつけた
だが今では、意味合いがちがっている。『紅月』とは暁だ、すべての始まりを告げる曙光だ
おまえたちが、弱々しい月光だった俺を紅く美しく輝かせてくれたんだ
もう迷わない、俯かない。俺たちなら、太陽と同じだけの輝きを放てるはずだ
いいや太陽すら食らって、俺たち『紅月』が夢ノ先学院の頂点で輝こう

ー喧嘩祭「決戦の暁」/第一話より

"紅月とは暁"。自分は英智がより輝くために光を放つ「月」ではなく、同じくらい、いやそれ以上に熱を帯びた「太陽」だ。
自分は誰かの引き立て役ではなく、主役なのだ。蓮巳くんから一人のアイドルとしての決意を感じ取ることができて、胸が熱くなった。

同年春、fineと参加した「フラワーフェス」にて。蓮巳くんは、
「ドリフェスでのパフォーマンスにおいて、自分たちは気を衒ったことはしない。粛々と"いつもの演目"をこなすのみ」とユニットでの活動を事務的に"処理"しているような様子だった。

誉れの旗*栄冠のフラワーフェス「花道」/第二話より

彼の強気な態度からも、この台詞は、特別な演出をせずとも常に自分たちの最大出力が出せるという自信の表れから発せられたものだと分かる。
しかし私は、彼の淡々としたその言い回しに寂しさを覚えた。

「蓮巳くんは何のためにアイドルをしているのだろう」と。

そのため英智が、「紅月は、夢ノ先学院のNo.2に甘んじている。向上心が感じられない。」と彼らを評するのもうなずけた。

だからこそ、彼の口から「俺たちが夢ノ先学院の頂点に立つ」と発してくれたことが本当に嬉しかった。
幼馴染のためではなく、自分のために。共に歩む仲間のために。決意を新たにした彼の表情はきっと、力強いものだったに違いない。

学院の改革と内部統制のために発足したユニットとはいえ、アイドルであることに変わりはない。
何より誰に強制されたわけでもない、自分が「アイドルになりたい」と夢ノ先学院の門戸を叩いたのだ。
卒業までの時間は、他人のためでなく、自分のために使ってほしい。

(余談ではあるが、その後の結末が描かれた上でストーリーを読み進めていくことは、ソーシャルゲームの楽しみ方としては邪道なのではないか、と後ろめたく感じてしまう時がある。
しかし、リアルタイムでコンテンツを享受することが"正"ではないと思うし、そもそも楽しみ方に正否などないはずだ。
どんな形であれ彼の軌跡をこれから辿っていけること、楽しみにしています。)


時は戻って、一年後の秋。
夢ノ先学院を卒業して社会人となり、より一層アイドル活動に励む蓮巳くん。
「専用衣装」の打ち合わせの中で、自分がこうして仕事に励むことができるのは、周りの人々のおかげだと感謝の思いを話してくれた。謙虚な人だなぁ。

自分を理解し、支えてくれる者への感謝の気持ちは、如何なるときも忘れてはならないな
……家族だけでなく、鬼龍と神崎にしたってそうだ。アイドルとして、より邁進していこうと思う瞬間はいくつもあるが
舞台の上で二人の顔を見るとき、こうして実家に帰り、家族の顔を見るとき……俺はひとりのちからで舞台に立てているわけではないと。
応援や支えに報いるため、より高みを目指さなくてはいけないと、そう感じるんだ

ー「蓮と誓願」/第二話より

来年度からゲーム内でも時が進むとのことなので、今日で蓮巳くんはめでたく二十歳を迎えたということになる。
晴れて成人となり、世間からも"大人"としてより厳しい目で見られるようになるだろう。仕事の付き合いでお酒の席に呼ばれることも増えるかもしれない。
芸能界という風当たりの強い社会の中で、それでも彼は凛として、蓮のようにアイドルとして咲き誇るのだろう。
「紅月」の首魁として、自分を取り巻くすべての人への感謝を胸に、これからも。

「紅月」は自分が物語の"主役"たらしめる場所なのだから。

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