おすすめの甘味処


人生で初めて抹茶味を口にした4歳の甥っ子が一言。 

「甘味が壊れている。」

あの百戦錬磨の彦摩呂も顔がげっそりするほどの驚愕の食レポである。

・・・食レポと言えばということで思いついた彦摩呂を軽々しく書いてしまったが、秒で訂正したい。

やはり、関西の食レポと言えばタージンであることは火を見るよりも明らかなので、バッター彦摩呂に代わりまして、代打タージンを送り出したい。

と思ったのもつかの間、タージンも彦摩呂も同じ関西出身という大スキャンダルが発覚したため、バッター彦摩呂に代わりなくタージンを追加で送り出し、仲良く二人羽織で打席に立たせてあげたい。それが素直な監督の気持ちだ。

どちらのほうが羽織るほうで羽織られるほうなのかはおまかせする。宝石箱が先か、イエローメガネが先か、それはジーユーだ。間違えた、自由だ。だが、ジーユーは愛用しているお店だ。

それにしても、「23区」というブランド名はなんだかおしゃれだ。ぜひ、「2府6県」という関西の新しいブランドを立ち上げてもらいたい。ぶっちぎりで誰も買わないこと山の如しだ。 

話はスプリットフィンガー・ファストボールくらい少し変わり、二人羽織の登場によって勝手に頭の中にちゃんとスリッパを履いてズケズケと乱入してきたのだが、やっぱりそれにつけても、羽二重餅はおいしい。 

羽二重餅100%の掛布団と敷布団にサンドイッチされて寝てみたい(※夏場は羽二重餅100%タオルケットを使用することとする)。しかしながら、枕が変わると寝付けないタイプなので、枕は愛用のテンピュールを使わせていただきたい。羽二重餅の布団にピタパンサンドされながらの睡眠は、きっと「気“もち”」の良いものだろう。そして、目覚めて役目を終えた後にはきっと、「羽二重餅布団はスタッフがおいしくいただきました。」の誰も信用していないお決まりのテロップが流れるのだろう。

ぜひ、羽二重餅100%布団については、どこかから風のうわさで新たに立ち上げられると耳にした「2府6県」で製品化してもらいたい。 

いつの間にやら、2府6県がクラウドファンディングで羽二重餅100%布団の予約販売を開始するところまでこじつけたところで、かなり話がこじれてよじれてきた模様(物語の腸捻転や~)なので、冒頭3行目に戻り、改めて訂正したい。 

誤)あの百戦錬磨の彦摩呂も顔がげっそりするほどの驚愕の食レポである。

正)宝石箱の彦摩呂と黄色眼鏡のタージンが二人羽織でバッターボックスに立つほどの驚愕の食レポである。 

もはや、何が間違いで何が正解なのか分からないが、結果だけを追い求めるのではなく、最も重要なのは、結果に至るまでのプロセスなのである。 

考えることをやめない。つきたてのアツい気もちをもち、練り続け、我々は歩み続ける。   

それこそが、株式会社2府6県のモットーである。


今回は、株式会社2府6県ができるまでの歩みを歩みなのにいささか駆け足でご紹介したが、次回は羽二重餅100%タオルケットが完成するまでの物語を巻頭10ページを使い豪快に4コマ漫画で袋とじにて甘すところなくお届けする。

次号の「週間甘味処」に乞うご期待。


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