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4手目△4四歩の相振り飛車について

🍊初めまして!🍊

 今回から将棋の記事の担当になりましたシルエラです。
更新頻度は高くないと思いますが、よろしくお願いいたします♪

◇質問ありがとうございます♪◇

私のところにこんな質問が届きました。
そこでこういう回答をしたのですが、

結局、苦労しちゃう回答になっちゃいました💦

そこで、4手目△4四歩の相振りについて少し触れたいと思います♪


◆4手目△4四歩の意図

 実はこの手、だんだん指さなくなる手なんです。
というのも3手目▲6六歩は角交換を防ぐ手なのですが、
鏡映しとなる△4四歩は普通の手のようにみえて、
”角交換を防ぐ”必要が無いので””特別””な理由がないと、ただ角道と止めるデメリットのある手になってしまいます。

 角道を止めない方が主導権を握りやすいため、後手で角道を止めなくなっていく人が多いんですよね。

 つまり、4手目△4四歩には""特別""な意図があるということになります。
人それぞれの””特別””な理由、色々な狙いや考えがあるでしょう。
それはきっと”自分が知っている”相振りを指したいということです。


◆だから先手は大変

 先手は後手の”知っている”相振りを受け止めないといけないということなので、それはもう大変です💦
 人それぞれの千差万別な””特別””に対して、先手はアドリブで対応する他ありません。

 ありませんが、そこでツイートの回答につながっていきます。


◇だから”普通”に向かい飛車を指しましょう♪

 4手目で最も多いのは△3五歩や△3二飛などの角道を止めない三間飛車です。
 4手目△4四歩に人気が無いということは、上記の手よりメリットが小さいと考えられているということです。

 後手が三間飛車であるときと同じように
先手が向かい飛車を指せば、△4四歩のメリットの小ささが浮かび上がるはずです。

 具体的には、三間飛車である場合と比べて、角が使いづらい分、後手の攻めは遅くなっています。”通常”より時間的に余裕のある駒組ができるようになっているはずです♪

※ただし、△4四歩には力を溜めた手という側面があるので、
 打撃力重視の攻めが来るかもなので要注意!


◇腰掛銀の誘導力

 腰掛銀は「先手の角を使いやすくするために▲6五歩を突きやすくする
後手の角を使いづらくするために△4五歩を突きづらくする」狙いがあります♪

 そして、相手も同じことを考える可能性が大いにあるので、
相腰掛銀になりやすくなります。
(後手が腰掛銀にしなかったら、先手の角が使いやすくなるので、その差でがんばりましょう♪)
 そうです。後手だけが”知っている”相振りでなく、同じ腰掛銀に誘導できちゃうんです。


◇まとめ◇

 4手目△4四歩には、
①向かい飛車にして、メジャーな三間飛車との差を浮かび上がらせる
②腰掛銀にして、相手だけが知っている相振り飛車でなく相腰掛銀に誘導する
を提案させていただきました🍊

これからも何でも聞いてくださいね☆ 答えられることなら回答します♪


局面の画像が無いのは、後手が何をやってくるのか全くわからないから!
だから許してね☆

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