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終わりのない仕事…医療安全

皆さん業務改善やってますか?

僕は普段の業務(主に血液透析)以外に通常の業務改善に加えて医療安全を仕事として行っています。
病院では医療の安全を確保するための体制確保が法律で求められているので当然みんなやっているんですけれども熱意もレベルもバラバラだと感じています。そんな医療安全のお話です。

題名に「終わりがない」と書きましたがどういう意味なのかというと、安全の世界の偉い人「組織事故」の著者ジェームズ・リーズンさんは著書の中で安全への取り組みを「最後の勝利なき長期のゲリラ戦である」と例えています。
これは、
・決して勝たない
・決して終わらない
・敵の発見が困難(潜伏している)
・手を抜くとやられる
・リターンマッチはない
という事になります。…聞くだけで気が滅入ってしまいますね。
特に医療の現場は対象が機械ではなく不確実性に満ちた生きた人間ですし、「スタッフの行動」=「患者さんへの行為」になるので間に安全策を挟むことも難しい状態です。
2人でダブルチェックなどと言いますが万年人手不足ですし…。

などと文句を言っていても始まりませんので「医療安全活動」の目的を確認したいと思います。
それは、「質の高い医療を提供すること」です。
そのために質を高めるための改善や教育を行っています。そして、終わりがないのでずっと続けなくてはいけません。
でも、やる事がありすぎて何処から始めれば良いか分からないという事が多くて「とりあえずやっている。」で終わってしまう事が多いのも事実です。

次回からは僕なりに到達した答えを紹介したいと思います。

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