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我が家の柑橘苗たち①フィンガーライム


名前も知らないフィンガーライム


名前も知らないフィンガーライム

最初の柑橘苗は、Mで購入した名前も知らないフィンガーライム。ネットを漂っていて、たまたま見つけたフィンガーライムという不思議な柑橘の実。小さくて細長い、人間の指のような形のライムだ。オーストラリア原産ということで、種類もたくさんあるらしい。外皮も果肉も色は色々、形も丸っこかったり細長かったり。先が尖ってたり丸まってたり。本当に様々だ。
その木はどんなかというと、普通の柑橘のように太い幹があって枝分かれしているというのではなくて、根元から自由にあちこちへ枝が伸びていく。葉は小さめで確かに柑橘らしい肉厚で艶がある。もちろんトゲがある。オーストラリアでは野生に生えているものも多いらしい。他の大陸はどれも隣の大陸とは地続きだったり、海はあるけどほんの少し離れているだけだったりだけど、オーストラリアって他の大陸から海を隔てて結構距離があるし、人も少なく自然が多くて野生の動物と植物は独自の進化を遂げていつの間にか他の大陸にはいないような動植物が多く生まれたらしい。飛行機で人の行き来が普通に出来るようになって、これからはまた長い年月をかけて同化していったりもするのかな?

話は逸れてしまったけど、そんなフィンガーライム、2苗ということだったけれど、確かに2苗なんだけど、指の先くらいの苗が2本封筒に入って届いた。こんなんで育つんだろうかと怪しみつつも、ダイソーで買った鉢に培養土を入れて植えてみた。元々が野生の種だからか、結構丈夫でしっかり根付いた様子。それでも、8月の終わり頃にやってきてもう2ヶ月経つけど、全然小さいまま。でも、やってきた時に比べたら3倍くらいには育っているのかな?こんな調子なので、この苗が30cmくらいに育つまで3年くらいかかりそうな気がする。実が付くのは何年後?そして、それはどんな実?先は長い。

フィンガーライム クリムゾンタイド


フィンガーライム クリムゾンタイド

次にMで買ったのは、8月終わりか9月の始めに、フィンガーライムの中でも赤が強い実がなるという「クリムゾンタイド」というフィンガーライムの枝を購入。ネットを参考に挿し木をしてみた。今のところ、挿し木は家の中の直射日光が掛からない明るい窓際に置き、毎日水をやって約2ヶ月経つ。葉っぱが少し外側に丸まってきているが、今のところ枯れていたり腐っている様子は見えない。フィンガーライム挿し木の情報はあまり無くて、成功した人のブログもあったけど、どうだろうか?いじり過ぎるのは良くないらしいので、何らかの変化があるまではこのままにしておこうと思う。

フィンガーライムの実


フィンガーライムの実

中々育たないフィンガーライム、次に買ったのは実そのもの。種があるということで、種も撒いて育ててみたいと考えた。
いつも通りMで生産者が作っている4種入ったお安いパックを購入したのだけど、届いた実はどれもみな緑っぽい色。しかもかなり小さめ。その生産者のHPを見ると、手元にあるものよりもだいぶ大きい実を紹介していた。レストランなどに需要があるようだ。摘果で落とした実をMで販売しているようだった。道理で訳ありだ。そうゆうものなので、傷もの、サイズバラバラ(極小)販売者に問い合わせたけど、訳ありなので種類も分かりませんとのこと。まあ安いの買ったのだから仕方ない。一番残念だったのは種が無いことだった。(^^;

フィンガーライムの実はプチプチ


とにかく、写真で見かけるように、真ん中から切って、身を押し出してみた。意外と固い。グッと押しつぶすようにすると少しずつ身がブチュブチュ出てくる。”ブチュブチュ”という言葉が一番ピッタリくる出方だ。小さくて1、2mmくらいの丸いツブツブ。
味は、確かにライムっぽい。少し苦みがある。これだけを果物として食べるという感じではなくて、料理をおしゃれに飾るとか、飲み物に入れるとかして食べる以外には、あまり用途が無い感じ。ケーキに飾ったりするのも良いかも。
でも、今後わざわざ商品として販売されているものを買うことは無いかな。自前で育てて採れたもので十分!何年後になるかわからないけど。

フィンガーライム ティスティーグリーン、ピンクアイス、Judy's Ever Bearing、レッドルビー


フィンガーライム ピンクアイスとレッドルビー

次に見つけたのは種。4種をまとめて売ってるのを見つけて、即購入。到着した種を、湿らせたキッチンペーパーの上に置き、毎日水を変え、約2週間ほど待って、やっと根らしきものが見えてきたので、育苗ポットに種類ごとに撒いてみた。


Judy's Ever Bearingとティスティーグリーン

無事4種類とも芽らしきものが生えてきて一安心。面白いことに、同じタイミングで水分を与えて来たのに、芽が出るタイミングは全然違う。ピンクアイスは一番に芽が出て来てくれた。しばらくしてレッドルビーがひとつ芽を出してくれて、そのあとにティスティーグリーンが3つ。Judy'sは緑っぽいのが見えるかも?という状態。
この小さな小さな芽がちゃんと無事、実を付けるまでに成長してくれるか、いや育てていくか、長い旅の始まりだ。今となっては、実を食べるという目的はあまり大きくは無くて、育てることに関心がある状態。写真を拡大してみると、しっかりトゲも出来ている。枯らさないようちゃんと育てて上げたい。

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