『本屋さんのダイアナ』柚木麻子 著を読みました

P202 pp21 - P203 p4より
シュガーで権力をもつ男達はお気に入りの後輩女子をこれ見よがしに特別扱いし、知らず知らずのうちに女達を競わせるのが上手い。三百人近くを擁すシュガーの特権階級、通称「シュガール」として君臨してきた彩子だが、心を開いて話せる女友達はついに出来なかった。男達が作り上げた見えない壁や序列は確かに彩子達を華やかに磨き上げたが、決して親密にはしてくれない。

『本屋さんのダイアナ』2014年 新潮社 柚木麻子 著

 ダイアナと彩子という女の子同士が小学校から大学卒業までずっとお友達でいるお話しでした。
そのヒトが居てるから生き残れたみたいな、一緒に居ても、居なくても、ずっとお友達。

 なお、シュガーというのは、有名大学の巨大サークルの名前。
とても思い当たります。
大学のサークルだけじゃなくて、会社でも、趣味の場所でも、話さないヒトを可愛がる形で口を塞ぎにくる権力者。
話したら何がダメなんでしょう?
子どもの頃からずっと、なんでこうなってるの?と聞くと、そういうものだから黙って従えと言われる事が多く、納得がいかないです。
話して抗うよ!

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